自衛隊時代の悪ふざけ「荒ぶる戦車カゴ編」

自衛隊系記事

悪ふざけ第三回目です。

余興で脱力しながら書いているシリーズですが、思ったより閲覧数が多くて少々複雑です(笑)

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洗濯機とチーズバーガー

陸曹教育隊の話です。

陸曹教育隊の駐屯地には洗濯機がいっぱい置いてある場所があって、そこにはハンバーガーの自販機が置いてありました。

教育隊のスケジュールは凄まじくタイトで、秒単位で行動するため自由時間があまりありません。

食事や風呂は基本的に5分以内です。

運動量も凄まじいのでとにかく腹が減るのですが、間食する暇も無く消灯を迎えることがしばしばありました。

ある日の夜中、空腹に耐えかねてコソコソとハンバーガーの自販機へ向かいます。

人影が無いのを確認して自販機に近づき、チーズバーガーを購入しました。

ハンバーガーの自販機は買ってから1分くらい暖める時間があって、その1分がもの凄くハラハラします。

当直が見回りをしていて自販機前にも来るので、タイミングが悪いと見つかって死ぬほど怒られます。

回りをキョロキョロ伺っていると懐中電灯の明かりが近づいて来ました。

反射的に飛び上がり業務用の洗濯機の中へダイブする私。

洗濯機の中から様子を伺っていると、絶賛暖め中の自販機に気づいた当直が付近を捜索し始めます。

「やばい!」

と焦った私は洗濯機の中に引っ込み

「俺は洗濯物…俺は洗濯物…」

と洗濯物になりきって気配すら消そうと試みました。

しばらく無心でいると足音が聞こえないことに気が付きます。

そろーっと覗くと誰もいませんでした。

「助かった、あぶねー」

とホッとして自販機に近づくとチーズバーガーは消えていました。

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やなこった

同じく陸曹教育隊の話です。

教育隊では訓練の他に毎日筆記の課題があったりと時間に追われる毎日です。

ある日、大分遅い時間まで訓練があって消灯まで1時間を切っていました。

教官や助教の激で長い1日が終わろうとしている時でした。

「特別に風呂の時間を延長したから、ちゃんと入れよ!」

「はあーい!」

助教の激に合わせて半ば条件反射で答える学生達。

基本的に学生の返事は「はい」か「いいえ」で、全員が揃って返事をします。

「なんだお前ら、疲れてるのか?」

「いいえー!」

「そうだよな、まだまだ平気だよなー!」

「はあーい!」

死ぬほど疲れているのですが、ネガティブな返事をすると怒られるのでポジティブに答えます。

「今日の課題もやれるよなー!」

「は…はあーい!」

「何だお前達、課題やりたくないのかー!?」

「いいえー!」

「そうだよなー!やれるよなー!」

「はあーい!」

「だが、俺が面倒だから今日は無しにする!」

「は!…はあああーい!」

パアッと明るくなる学生達。

「何かお前達、嬉しそうだなー!?」

「いいえー!」

「何だ嬉しくないのか?」

「はあーい!」

「じゃあ課題やるか!」

「いいいいえええー!」

すげえ力強い声で全員揃って否定しました。

「そうだよなあ、課題…いいえっ!?」

否定されてビックリする助教。

「お前達、やる気ないのかー!」

「いいえー!」

「そうだよな、なら課題やれるよなー!」

「いいいいえええー!」

「いや、いいえじゃねえよ、はいだろ!」

「いいいいえええー!」

堪えきれず笑いだす助教。

「分かった分かった、課題は無しな」

「いいいいえええー!」

「どっちなんだよお前ら!!」

課題は無しになりました。

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荒ぶる戦車カゴ

ある式典で一般人が戦車に乗れるイベントがありました。

74式戦車の後部にカゴをつけて、そこに人を乗せて走るわけです。

万が一にも事故があってはいけないため、係の3佐の指示で私がテスト走行に付き合うことになりました。

カゴに乗るとなんやかんやワクワクしてきて、戦車のアイドリングにテンションが上がります。

「行くぞー!」

と戦車長の掛け声で走りだした瞬間

「ドゴンッ!」

と段差を乗り越えた衝撃で私は1mくらい跳ね上がって宙に浮きました。

「ドゴンッ!ドゴンッ!」

と、お客様を楽しませようと作られた鬼畜なコースを走る戦車。

カゴの上でピンポン玉のように跳ねる私。

「死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ」

と手すりにしがみつきながら悲鳴をあげるも、私の声は届きませんでした。

半分カゴから落ちかけながらもゴールにたどり着いた私に3佐が感想を聞きます。

「どう、いけそう?」

(いけるわけねーだろ、馬鹿か)と思いつつ

「これ、爺さん婆さんが乗ったら死にますよ」

と伝えると

「やっぱそうだよねー」

と3佐

「だから言ったじゃないですか、危ないって」

と戦車長

「じゃあBコースにしようか」

と3佐が言い出して、戦車長も同意します。

再び戦車に乗り、カゴからコースを見たら嫌な予感しかしません。

Bコースを走る戦車、ピンポン玉のように跳ねる私。

「あっはっは、どうだった?」

笑いながら聞く3佐。

「大して変わらないです」

軽くキレ気味で答える私。

結局、イベントは普通の道で行われました。

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