初志貫徹と柔軟な思考

哲学系記事

私はテレビをあまり見ないのですが、「水曜日のダウンタウン」と「脱力タイムズ」は予想外のことをやるので面白くてたまに見てます。

昔、「水曜日のダウンタウン」で松本人志さんの話があって…

若い頃の著書には「子供なんていらない」と書かれているのに、今は子煩悩のパパをやっていると突っ込まれてました。

要するに発言が矛盾しているという話ですが、人は成長と共に考え方が変わるので当たり前の話です。

逆に十数年間も考えが変わらないのは、人間として成長が止まってる可能性が高い。

そもそも考えが変わらないことをポジティブに捉えるのは「初志貫徹」の場合で、それ以外では「柔軟な思考」である方が良い。

今回は「初志貫徹」と「柔軟な思考」について話したいと思います。

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初志貫徹

初志貫徹とは、最初に抱いた志を最後まで貫き通すことを言います。

志は人生の目標や何かを始める時の大きな動機を指します。

人の為になることをしようと始めたビジネスが、金に目が眩んで詐欺まがいな事をしたりすると初志貫徹とは言えない訳です。

また、ビジネスよりもNPO法人の方が人の為になると考えて路線を変えた場合は、大元の志は変わっていないので初志貫徹と言えます。

初志貫徹に関しては考えが変わらないことがポジティブな意味を持ちます。

ただし、初志貫徹は思考を固定することではありません。

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柔軟な思考

仕事の効率化を図る時、反対意見で一番納得がいかない理由が

「昔からそうやってきたから」

です。

だから何だと、改善しない理由になるのかと。

うなぎ屋の伝統のタレならともかく、仕事のやり方なんてアップデートを重ねていくものです。

人間の脳は全体のエネルギーの30%を消費する器官ですので、考えることは確かに重労働です。

負担を減らすために思考を固定することはありますが、同時に創意工夫を無くしては意味がありません。

それは何も考えていないのと一緒です。

柔軟な思考を言い換えると

「可能な限り考えること」

です。

固定観念というものは思考の固定の一種で、それらは柔軟な思考を遠ざけます。

思考の固定をするほど脳の負担が減るため、考えるのが嫌いな人ほど固定観念を持ちやすくなります。

変化が無いということは思考の固定があちこちで起きていて、ほぼ思考停止状態にあると言えます。

逆に柔軟な思考の持ち主は変化が早く、頻繁にアップデートを重ねます。

可能な限り考え続けて、より合理的な答えを探し続けるからです。

極端な話、昨日と今日で考え方が違うということもあります。

それによって矛盾と指摘されることもあるわけです。

しかし、人は日々考え、成長するものです。

当然、変わるなら早い方が良い。

過去の発言を気にして変わらないなんてのは愚の骨頂です。

過去の自分と今の自分が矛盾するのは成長していれば当たり前の話です。

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常識

時に初志貫徹と柔軟な思考の障害となるのが常識です。

時代や場所によって変化するもので、江戸時代では女性が10代で結婚するのも常識でしたし、イースター島に住んでいた部族の王が人肉を食べるのも常識でした。

現代日本においても生きてきた環境によって、一人一人の常識が違います。

にも関わらず常識に拘る人は多く、強力な固定観念として存在しています。

「目上の人を敬うのが常識だ」

とたまに言われるのですが、私は年齢や立場に関係なく敬うべき人を敬います。

私の判断基準は人間性ですから。

轢き逃げしたどっかの偉い人を敬う気は無いし、子供だからといって誠実な人間を見下す気も無い。

言われてみれば当たり前の話だと思いませんか?

志を持てば必ず誰かの常識とぶつかりますし、自分や他人の常識が柔軟な思考の邪魔をします。

その常識というものは存外あやふやなものです。

唯一変わらないのは真理だけであって、それを元に志を抱き、そこへたどり着くために柔軟な思考が必要になります。

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