すげえアホだと思われた瞬間

自衛隊系記事

自衛隊時代の先輩と話すと

「あの時、お前のことアホだと思ったわ」

と言われたりします。

「なにおう」

と思うのですが、場面を思い返すとアホ以外の何者でもないんですよね。

今回はそんな肩の力が抜けた話をします。

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布団を布教する

通常、自衛隊では結婚するか、30歳以上で階級が2曹以上じゃないと駐屯地の外に住むことが出来ません。

しかし、転属して広報官になった時、特例で外のアパートに住むことになりました。

引っ越しをしたのは真夏で…凄まじい暑さだったので、当初は布団を買わずにベッドだけ買って寝ていました。

それから繁忙期に入り、気がついたら秋に差し掛かります。

だんだん寒くなってきたにも関わらず、一向に布団を買っていませんでした。

ある日、寒さでガタガタ震えて目を覚まします。

流石に死ぬと思って、Amazonのお急ぎ便で布団を注文しました。

翌日に届き、さっそく敷いて寝心地を確かめると…今まで感じたことの無い圧倒的な幸福感に包まれます。

この世の楽園は布団の中にあったのだと、本気で思いました。

感動し過ぎて、後輩にLINEスタンプを連打します。

同期にAmazonの布団のリンクを無言LINEで送ります。

先輩に電話をかけて

「布団買った方が良いっすよ!」

「一度布団で寝たら布団無しじゃ寝られなくなりますよ!」

「布団使ってます!?布団!」

クスリでもやってんのかと思われました。

完全に変なトランス状態です。

相手にするのが面倒臭いと電話を切られた後も、一向にトランスは収まらない。

挙げ句の果てには、詐欺業者の

「見覚えの無いアドレスだったから連絡しました」

というスパムメールに、布団の良さを熱弁する文章で返したぐらいです。

返信はありませんでした。

その日の夜は

「なんて素晴らしいんだー、布団ー!」

とのたうち回っている間に、気がついたら床で寝ていました。

夜中に寒さで目を覚まして、すげえ冷静になります。

大人しく布団に入って寝ました。

数年後、当時のことを先輩に話したら

「お前本当にアホだな」

と言われました。

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フワ↑フワ↑

自衛隊時代、やたらカラオケに行ってました。

私がよく一緒にいくメンバーは、基本的に他の人が知らないようなマイナー曲を全力で歌います。

「周りの反応なんか知ったこっちゃねえ」

というスタンスで、私もそうです。

ある日、珍しく他部隊の隊員とカラオケに行くことになりました。

一番上の先輩が

「合いの手頼むぞ!」

と言い、B’zのウルトラソウルを入れます。

(合いの手?)

今までは特殊な人達としかカラオケに行ったことが無かったので、合いの手を入れる文化というものを知りませんでした。

他の先輩は

「良いよー!」

「フウー!」

と合いの手を入れていきます。

(なるほど、そうやるのか)

と一生懸命考えた合いの手が

ゆ~め~じゃない、あれもこれも~

「そうだね!」(肯定)

その手~でドアをあけましょーおー

「ガチャ!」(擬音)

そして輝くウルトラソウル

「ダンッ!」(台を叩く) 

私としては改心の出来だったんですが

「お前の合いの手、なんか変じゃない?」

と言われてしまいます。

なるほど、もっと軽い感じかもしれないと次の合いの手を考えます。

次は別の先輩がジャンヌダルクの「月光花」を入れていました。

別に合いの手を入れるような曲ではないのですが、私は入れる気まんまんです。

曲が始まり…

かーなーしげーに咲くー花にー

「フワ↑フワッ↑」

歌っていた先輩が吹き出して、笑いながら蹴られました。

どうやら私は合いの手のセンスが絶望的だったようです。

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ロボ士長

3等陸曹になる前、まだ陸士長の頃に東日本大震災が起きました。

私も出動して捜索活動と被災者の食事支援をしていました。

不規則な勤務を2週間ぶっ通しで行い、4日間休みというサイクルです。

1ヶ月も続くと変なテンションになってきます。

ある時の休憩時間に、Yahooショッピングで「ロボコップ」の衣装を見つけました。

2万5千円です。

「なんてお買い得なんだ、買うしかない!」

と思った私は即決します。

周りに「ロボコップの服買いました」と言うと、みんな変になっているので

「おー、いいじゃん」

「良いなー、絶対使えるじゃん」 

「良い買い物したなー」

と口々に言われました。

今考えると、なぜ、何のために買ったのか謎です。

冷静な状態なら間違いなく買いません。

駐屯地に届いたものの、しばらくは開けることもなく放置していました。

数ヶ月後、休みの日にロッカーの中を整理していたら例のブツを発見します。

「これなんだっけ?」

と開封するとロボコップ。

「俺は本っ当に…バカだなあ」

と苦笑い。

せっかく買ったので試しに着てみたら、思ったより良い。

テンションが上がってきて、携帯でロボコップのテーマソングを流しながら部屋の中をウロつきます。

当直の准尉が窓から見てました。

目が合う准尉とロボコップ。

ニヤッとして准尉がいなくなったと思ったら、部屋のドアから入ってきました。

「誰だお前はwww」

ゲラゲラ笑いながら質問する准尉。

残念ながら答えるワケにはいかない、ロボコップの正体は秘密なのだ。

というか私だと知られたくないのだ、恥ずかしいから。

めちゃくちゃ低い声で

「ロボコップだ」

またもやゲラゲラ笑う准尉。

違う、笑わそうとしたんじゃない、見なかったことにして出ていってくれ。

結局、マスクを剥ぎ取られ正体がバレる。

「お前はw本当にお前はw」

過呼吸気味の准尉。

ひとしきり笑った後、タバコを吸いにいこうと誘われました。

もう開き直ってロボコップのまま准尉についていきます。

「その格好で来るの?w」

と、また笑い出す准尉。

准尉とロボコップでタバコを吸っていると、すげえ注目を集めます。

「お前はアホだなあw」

と准尉は終始笑っていました。

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