嘘を見抜くための話

哲学系記事

経験を重ねると、意識しなくても人の嘘が分かるようになります。

基本的に人は嘘をつきます。

どんな人でも大なり小なり嘘をつくものです。

そして、嘘が見抜けない人ほど下手な嘘をつきます。

それは自分を良く見せるためだったり、同情を買うためだったり、不都合を隠すためだったり…

反対に、人を楽しませるためだったり、誰かを庇うためだったり、不安にさせないためだったりします。

世の中を生きていくためには、時に嘘が必要になります。

ただ、同時に嘘を見抜けないと不都合も多いです。

今回は、そんな嘘を見抜くための話です。

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感情を読む

感情を読みとることが嘘を見抜くのに最も効果があります。

基本的に、嘘には指向性があります。

何かの効果を期待して嘘をつくものです。

感情は、その指向性を読みやすくします。

例えば承認欲求から来る嘘は、自分を飾るものや同情を買うものなど

「誰かに構ってもらうための嘘」

恥をかいたり、人に悪く思われたりしたときの

「言い訳をするための嘘」

などがあります。

嘘は真実との割合によって暴かれやすく、嘘の割合が多いほど無理な嘘になります。

無理な嘘になるほど粗があり、細い綱渡りのような理屈を繋げたものになります。

感情でつく嘘は、嘘の割合が大きくなりやすいです。

嘘の指向性と嘘の粗を読むと、どの部分が嘘かまで分かるようになります。

ただ、これは英単語を覚えるようなもので、単語を覚えなければ英語が話せないように…

感情によってどんな嘘をつくのかを知らなければ、嘘を見抜けません。

人と関わってきた経験や、観察と考察によって嘘のパターンを知ることが出来ます。

膨大な数になるので経験から得るしかなく、教わって暗記するのは無理です。

嘘の下手さや騙されやすさは、対人経験の浅さから来るわけです。

私の場合、最も嘘を見抜く精度が高いのは「目」です。

人は表情を変えられても、目の感情を変えられる人は滅多にいません。

目で嘘をつける人は私でも見抜くのは難しいです。

まあ、そんな人は極めて賢いサイコパスぐらいで大抵の人は目で分かります。

私は闇雲に嘘を暴くのが好きではないので、人の目を見るのも好きではありません。

言ってしまえば、それぐらい感情が分かります。

また、文章からも嘘が分かります。

感情や欲望が強いほど文章に反映されます。

これまた膨大な数の文章を読んでいないと分からないことです。

日本語は表現力が言語の中でもトップクラスなので、感情表現が豊かです。

単語一つの使い方から感情が分かってしまいます。

「文章は人を表す」というように、どんなに取り繕っても人間性が出てしまうわけです。

凄くフワッとした言い方になってしまいますが…言っていることと感情に違和感を抱くので、自然に嘘が分かるようになります。

近年はアマチュア詐欺師が増えて、私にもよくDMが来ます。

練習用として丁度良いと思ったのですが、ことごとく嘘のレベルが低いです。

自分は頭が良いと思っている人ほど、人を騙せると勘違いしてしまいます。

感情を隠しきれない人に嘘は向かないんですよ。

嘘をつくのも見抜くのも、経験の数によって精度が決まります。

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論理性と合理性

感情だけでは嘘が読めない場合もあります。

自分に都合の良い理屈や回想を繰り返すことで、記憶の改竄や自己暗示をする人もいるからです。

その嘘を見抜くのが論理性と合理性です。

「なぜ、それをする必要があるのですか?」

「どうしてそう思ったのですか?」

みたいな質問で暴くことが出来ます。

自己の都合を混ぜていれば、必ず矛盾が発生します。

経験上、都合の悪いことを隠す人は、返答に困ると機嫌が悪くなりやすいです。

そこからは突けば突くほどボロが出ます。

人は冷静さを欠くと嘘が雑になりますから。

ただ、そうなると感情に訴えてくる人もいるので、論理と感情論を分けられないと丸め込まれます。

愛想笑いで空気を変えようとする人もいます。

返答に窮してキレる人は、自分が怒ることで相手が引くという成功体験を持っていたりします。

だからそういう時は努めて冷淡に接するか、逆に相手が引いてしまうぐらいキレると効果があります。

中途半端にキレたり、諦めて引いてしまうと嘘を押し通されてしまうので注意が必要です。

この手の人は、どんなに嘘を暴いても

「自分は嘘をついていない」

と思い込み続けるので、論理的に反論し続ける必要があります。

論理が破綻していても同じ内容を繰り返したりしますが、落ち着いて対処すれば沈静化します。

論理的に嘘を暴くときに、知らないことがあると丸め込まれたりもします。

知らないことがあった時、私は相手の目の前でスマホを使って調べます。

嘘だった場合は「嘘でしたよ」と伝える。

「~も言ってた」

というような場合は、すぐ連絡をして確認します。

そういったことを繰り返すと適当なことを言えなくなるので効果的です。

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自分に都合良く考えない

人って信じたいものを信じるんですよ。

結婚詐欺師に引っ掛かる人は運命的な出会いを信じるし、お金に困っている人ほど儲け話を信じます。

多少の違和感や非合理性は、強引な屁理屈で正当化してしまうからです。

例えば、もし私が詐欺師になるなら

「自分は頭が良い」

「自分は他の奴とは違う」

と思っている人を狙い撃ちします。

その手の人は、自分が特別であることを疑わないんですよ。

特別な自分に特別なことが起きるのは変なことではないわけです。

キャバクラ嬢に聞いた話だと

「男は大体、自分が頭が良いと思っている」

「馬鹿なフリをすれば油断する」

「尊敬するフリをすれば操りやすい」

反対にホストに聞いた話だと

「女は大体、自分は他の女とは違うと思ってる」

「他の女と競わせた方が熱狂しやすい」

「特別扱いをしてるように見せれば操りやすい」

両者に共通して言えることは

「自分が特別な存在である」

と信じている人をタイミング良く誉めれば

「本当の自分を分かって貰えた」

と勝手に勘違いする心理を利用するわけです。

正しく現実を認識出来ないと簡単に騙されます。

その辺のアマチュア詐欺師より、ホストやキャバクラ嬢の方が賢いです。

ちなみに詐欺師も「自分は賢い」と思っている人が多いので簡単に騙せます。

私はおちょくって遊ぶだけですが、詐欺師専門の詐欺師もいたりするぐらいです。

マルチ商法の勧誘を逆に食い物にする詐欺師は、私では足元に及ばないほど人の心理を知りつくしていました。

今の世の中では中途半端な悪党も、ただの食い物にされてしまうようです。

下手な嘘はわりと誰でも見抜けるものですが、プロの嘘が見抜ける人は自分に厳しい人だけです。

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