日米共同訓練の話をしよう④

自衛隊系記事

日米共同訓練の話、最後です。

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訓練終了式

芝生の広場に自衛隊と米軍が整列して白い演説台の壇上に注目します。

日本の国旗と星条旗が掲げられ、両陣営のトップが壇上で訓練終了を宣言します。

ビシッと敬礼したあと、米軍からは歓声が上がります。

解散後は自衛隊と米軍で仲良くなった人達が握手したり写真を撮ったり、明るい光景が広がります。

先輩はコンバットナイフをプレゼントされて凄く喜んでいたのですが、飛行機に持ち込めないから没収されてションボリしてました。

私は砂漠で会った上等兵と会うことが出来ました。

上等兵はベルクロの階級章を手渡してきます。

私も何か渡さなければと思い、戦闘服の襟に縫い付けてあった3曹の階級章を「フンッ」と引きちぎってプレゼントしました。

やっぱりゲラゲラ笑う上等兵。

最後に握手して、笑顔で別れました。

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シアトル観光

全ての訓練が終わり、ヤキマ演習場を撤収することになりました。

帰国の前日は1日休みを貰えて、シアトル市内を観光して良いとのこと。

スタバの1号店にいったり海沿いを散策したりと初のシアトルを満喫します。

市内には露天の本屋があり、後輩はそこで買った「プレイボーイ」を大事そうに抱えていました。

シアトルは景観が良くて散策していて飽きないです。

意外と日本人に会うこともあり、レストランなどで普通に働いていたりしていました。

夜は市内のホテルに宿泊することになっていたのですが、22時以降は外出禁止にされてしまいました。

ホテルは先輩と同室になり、私は眠くてウトウトしていたのですが先輩は遊び足りなそうでした。

先輩が

「まだ遊びたくね?」

と言うのに対して

(いや、さっさと寝たいです)と思いながら

「そうですねぇ~」

といったやり取りをしていると、先輩が

「今からストリップクラブ行かね?」

と言ったのを聞いて一瞬で目が覚めました。

「行きます?」

「でも、バレたらまずいかな」

「そうですね、行きます?」

「大丈夫かな、バレないかな」

「そうですね、行きます?」 

と相談していたらドアをノックする音がしました。

ドアを開けたら後輩二人がいて

「ストリップクラブいきません?」

先輩と私は

「行こうかー!」

と答えて支度を始めました。

4人で見つからないように、周囲を警戒しながらホテルを抜け出します。

道中でセレブのリムジンに手を振ったりと、夜のシアトルをキャッキャしながら進んでいきました。

ストリップクラブはほぼ満席の状態です。

薄暗い店内を進んで席についたら、隣の人に

「こんなところで何をしてるんだ?」

と日本語で聞かれました。

隣を見ると中隊の曹長がいました。

「なぜバレた!?」と焦っていると曹長がニヤッとしながら顎をクイッと動かします。

促された方を見ると見慣れた顔が…いや、良く見ると店内の客全員が同じ中隊の自衛官でした。

あまりにもアホな光景に、曹長と顔を見合わせてゲラゲラ笑いました。

翌日、空港で財布を開くと5ドルしか入っていませんでした。

不思議なこともあるものです。

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訓練に参加して思ったこと

訓練期間は約1ヶ月で、最終日以外はほぼ休みなしです。

しかし、あまり苦ではなく目新しいことが多くて楽しかったです。

たった1ヶ月の間に様々な経験が凝縮されていて、正直これ一つだけで自衛隊に入って良かったと思えるレベルです。

貰った品々や余ったレーションは訓練に行けなかった営内者にお土産として渡してしまったのでほとんど残っていないのですが、上の写真に移っている思い出深いワッペンは今でも持っています。

場所が変わることによって起きる想定外の事態に対処したり、米軍の訓練を間近で見学したりと身になる経験でした。

もし自衛隊を目指している人がいるなら、日米共同訓練に参加出来る部隊を希望するのも良いと思いますよ。

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