「恩には恩を、仇には仇を」システム

哲学系記事

人間関係というものを観察し続けて、最もやってはいけないことは「人に隷属する」ということだと思っています。

誤解の無いように言っておきますが、組織や仕事の役割に従うということはとても大切なことです。

先輩や上司…社長や会長であっても1人の人間に対して精神的に隷属してはならないという意味です。

冷たい言い方ですが、仕事において私は人間を歯車と捉えています。

社長も新入社員も、果ては自分ですら組織を回す歯車の一つであることに変わりはないという考えです。

そのため、私自身は誰に対しても「協力者」であるというスタンスを貫いています。

その中で導き出した座右の銘が

「恩には恩を、仇には仇を」です。

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「恩の交易」

在るものを奪い合うより、生み出したものを与え合う方が社会は豊かになります。

目先の利益か長期的な目線の利益かと言い換えることも出来ます。

しかし、現代では目先の利益に釣られて

「何かをしてもらうのが当然」

という奪う側のマインドを持った人が多いです。

何かをしてもらった時、助けられた時、「恩に着る」ということは凄く大切なことです。

受けた恩は時間がかかっても必ず返す、これを行っていくと「恩の交易」が始まります。

本当に相手のためになることをお互いに繰り返していけばそこに利益が生まれ、信頼関係を築くことが出来る。

奪う側の人間が困った時、あちこち駆けずり回っても助けてくれる人がほとんどおらず、いても見返りを要求されます。

無償で助けてくれる人も2回、3回と続けばまともに手伝わなくなり、何も返ってこなければ切り捨てるでしょう。

信頼関係を築きあげていけば、力が必要な時、助けが必要な時に助けてくれる人がいる。

信頼が強固であるほど確実性を増す。

「恩の交易」は現実的な利益と目に見えない豊かさをもたらします。

それは「恩に着る」「人を助ける」ことから始まります。

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「恩の投資」

誰かを無償で助けるということは慈善活動のように見えますが、私は投資だと思っています。

相手が「恩に着る」という行為が出来る人物かどうかを見定めるために行うもので、将来の「恩の交易」に期待するからです。

逆に私が恩を受けた時、慌てて返そうとはしません。

返す恩は独りよがりであったり、価値の無いものではいけないと思うからです。

基本的に相手が必要な時に自分が出来る範囲で行います。

極端に身を切ったりすることは損になるので通常はしませんが、信頼関係が強固な時は行います。

それは損得ではなく単純に人としての性です。

「恩の投資」をしていると奪う側の人間も寄ってきます。

彼らは子供が親に甘えるように、ワガママを言うように際限無く助力を求めてきます。

私は「奴隷」ではなく「協力者」であるため奪う側の人間とは関わりを持ちません。

精神が未熟な若者には甘くなりがちですが、基本的には見定めたらバッサリ切り捨てます。

周りからドン引きされることもあるのですが、私のリソースは有限なので他の人に回したいのです。

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右の頬をぶたれたら殴り返しなさい

博愛の精神というものはとても大切だと思います。

お坊さんが野盗を改心させるように、心が荒んだ人を変えていくというのは尊い行いだと思うからです。

しかし、人の能力には限界があって全ての人間を変えられるわけではありません。

あと単純に奪う側の人間が多すぎます。

世の中は非情です、やられたら基本的にやられ続けます。

殴られたら殴り返す必要があるんです。

仇を受けた時、蚊に刺される程度の痛みなら放っておいて構いません。

しかし、何かしら損失を被った時は殴り返すタイミングです。

殴り返す時は感情に任せてはいけません。

自分の正当性を求めてもいけません。

相手に痛みを与えることで手を出せなくすることが目的です。

オーバーキルになってしまうと恨みを買って復讐の連鎖が始まるので、与える痛みは最小限に止めます。

しかし、相手が痛みを感じて怯むまでは機械的に、徹底的にやる必要があります。

私が以前いた会社では残業代を誤魔化したり給料を不当に下げたりしていて、さらに法定手当を一切支払っていませんでした。

会社に余裕が無くて支払えないならある程度は仕方がないとは思います。

しかし、役員が仕事せず遊び歩いたりしている状況でしたし、社員との約束を何度も反故にしたり、役員が社員を馬鹿にするのが日常茶飯事で職場の空気は日に日に重くなっていきます。

なので、私は社員の前で役員の不手際を指摘したり、マネーリテラシーや労働法を社員に教育したり、法律を盾に有給制度を強行したり、社員に不利な規則を撤廃したりと役員達が嫌がることを徹底的に行いました。

途中で今の会社に誘われたので、最終的に取締役と交渉して制度に無かった退職金を貰い退職しています。

辞めるまでの間、私の行動に面と向かって文句を言う人は誰もいませんでした。

黙ってやられ続けていたら状況は悪くなる一方ですが、やり返すとこんなものです。

立場が上なら反撃されないと思っている人は結構いるもので、殴り返したら最初こそ激昂しますが、続けていけば目に見えて怯んでいきます。

感情で戦うのではなく、感情を殺して仇には仇という自衛のシステムをひたすら履行することが大切です。

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恩返しと仇討ちのシステム

今まで話したことを行ううえで大切なことは、行動がブレないことです。

人は感情によって行動が左右されます。

優しさで情けをかけすぎたり、怒りのあまりやり過ぎたりすると効果は半減しデメリットが強くなります。

感情を外に置き、恩返しと仇討ちを自分のルールに定めてシステム化してしまうのが一番合理的です。

この話をすると

「そんなこと出来ない」
「お前は感情が無いから出来るんだ」

と言われることがあるのですが、出来ます。

あと感情もあります。

人間の脳は刷り込みが可能で、スポーツ選手が行うような「ルーティーン」や「マインドセット」は訓練によって習得可能です。

それらを応用するだけです。

「恩には恩を、仇には仇を」システムさえ組み上げれば人間関係の悩みは無くなりますし、自然と人から大切に扱われるようになりますよ。

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