アーチェリーをやってみた時の話

雑談系記事
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私のアーチェリーの腕前は、素人に毛が生えてしかもその毛が枝毛ってレベルです。

具体的には、弓の扱いを覚えて30m先の的の中心に10本中7~8本当てられるぐらいになったのですが、ここ1年ちょっとは場所が無くてあまり練習出来てないです。

競技人口が少ないため色々と不便やしがらみもあるのですが、やってみると面白い。

未経験者に向けて初心者がその入口までの経験を話していこうと思います。

始めた動機

ある時、時間が出来たので何か新しいことを始めようと思い立って探していた時期がありました。

条件は

・やったことがないか、苦手なこと
・好きなときに出来る
・1人で黙々と練習出来る
・サバイバルスキルとして身に付くこと

考えた結果、水泳とレザークラフトとアーチェリーを始めることにしました。

レザークラフトは今でもたまに作ったりしていますが、水泳は目標の2kmが泳げるようになったので満足してやめてしまいました。

水泳のあと、すぐに始めたのがアーチェリーです。

当時住んでいた場所の近くにフィールドアーチェリー場があって前から気になっていたのと、サバイバルスキルで弓の扱いを覚えた方が良いなと思ったのが動機でした。

また、アメリカではガレージスポーツの一つで、自宅の庭などで趣味としてやる人が多いという話を聞いて、「あっ、1人で黙々とやれそう」と思ったのもきっかけです。

最初の練習

私が行ったフィールドアーチェリー場は管理人さん以外は数名のお客さんがいるくらいの閑散とした感じで、「あっ、良いな」と思いました。

黙々と練習するには最高の環境です。

管理人さんに「初心者なので弓の使い方を教えて欲しい」と伝えたら快く引き受けて貰えました。

20ポンドのレンタルの弓とクイーバー(矢筒)、タブと呼ばれる弓の弦を引く道具を借りて、一通り使い方を教わります。

その後、アーチェリーのカラフルな的の前に連れてこられ「じゃ、やってみな」と矢を渡され、5mと書かれた位置から弓を構えました。

「ボヨーン」

と情けない音がして3m先の地面に矢が刺さってました。

無言で管理人さんを見ると

「左腕で弓を押して、弦は腕じゃなくて背中で引くんだよ」

と笑いながら教えてくれました。

もう一度弓を構えて矢を放つと「ヒュッ…ドスッ」と良い音がして、今度は的に矢が刺さりました。

その後、管理人さんに細かいポイントを教わって最終的に18mの位置から矢を射るようになったのですが、距離が離れてくると狙いが難しくなってきます。

私がその時に使っていた弓は「ベアボウ」と呼ばれる種類で、弓と弦だけのシンプルなものでした。

銃と違い照準器が無いので、弓と矢の向きと感覚で狙いをつけます。

気を抜くと変な所に飛んだりするので注意が必要です。

しかし、18mくらいから楽しさが分かってきました。

弓をグッと構えて集中し、矢を放つと「シュィィィン」と余韻が残り、少し後に「トスッ」と矢が刺さる音がする。

これが、めちゃくちゃ気持ち良い。

狙うのが難しい分、的の中心に当たるとすごく楽しい。

6本矢を射って的から矢を回収してを繰り返していたら、気がつけば2時間くらい経っていました。

リカーブボウ

2回目の練習の時、30ポンドの弓を借りたのですが

「あれ?もしかして軽い?」

と管理人さんに聞かれました。

弦を引く力のことだったのですが、弓の重量だと思った私は

「すっげー軽いですね」

と返答しました。

「ちょっと待ってな」

と管理人さんが管理室に入って、戻ってきたら管理人さんのスゲーカッコいい弓を持っていました。

「これ使って良いよ」

と手渡されたその弓はリカーブボウと呼ばれる種類で、ベアボウに照準器がついてスタビライザーという震度を吸収する棒がついたものでした。

「モンハンの弓みたいでカッコ良いですね」

と思わず感想を言ったら、管理人さんは「何の話?」って顔をしてました。

専用の矢とタブがあるらしく、それも一緒に借りました。

試しに18mで試射します。

照準器がついたことで格段に狙いやすく、スタビライザーがついたことで弓がブレません。

思ったより力が必要でしたが、グッと弦を引いて構えると弓がピタッと安定します。

弦を離すと凄い勢いで矢が飛んで的のほぼど真ん中に突き刺さりました。

スタビライザーによって射った後の振動もほぼありません。

その後、30mに移動してしばらく射っていたのですが、面白いように当たるので気がつけばまた2時間くらい経ってました。

強い弓を借りて分かったのですが、腕が疲れるというより息が切れます。

ゼエゼエ言いながら管理室に戻ると、管理人さんがケラケラ笑いながらお茶と菓子を出してくれました。

「どう?自分の弓が欲しくなったでしょ?」

「レンタルの弓と全然違いますね、欲しいです」

と話しながらお茶を飲んでいると、弓のカタログを見せてくれました。

必要な物を教えてもらいながら、弓について説明を受けます。

ベアボウ、リカーブの他にコンパウンドボウという滑車がついた弓があるそうです。

オリンピックなどで使われるのはリカーブボウで、持ち手の部分を「ハンドル」しなる部分を「リム」と言って分割出来るらしい。

しかし、値段が高い。

弓もさることながら矢もオーダーメイドが一般的で、まあいい値段します。

「始めは安いのでも良いよ」
「お店に行くと高いの買わされるから」

と教えてくれたあと、利用客が寄付した道具をいくつか譲ってくれました。

30ポンドのリムも貰えたのですが、ハンドルは体格に合わせた方が良いとのことです。

後日ネットで安いハンドルと弦と既製品のアルミ矢を買いました。

フィールドアーチェリー

自分の弓は本格的にやっている人から見たら大分お粗末なものですが、レンタルの弓と比べると性能は段違いです。

警察時代に撃ったニューナンブより当たります。

30mでヘッドショット出来る性能というのはなんだか高まります。

何より自分の弓があるってのが良い。

威力が30ポンドしかないので50m先ではかなり曲射しないと届きませんが、曲射が難しくてまた楽しい。

通い続けて1ヶ月くらい経った頃、管理人さんに

「一緒にコース行く?」

と誘われました。

フィールドアーチェリーのイメージは、山の中にハイキングコースがあって途中にある的を射っていく感じです。

コース自体は誰でも普通に歩ける程度ですが、的が変な位置にあります。

足場が斜面になっている場所もあるうえに的の距離もバラバラで難しい。

管理人さんがお手本を見せてくれるのですが、器用に体勢を変えて次々に命中させていきます。

(ロビン・フッドかあんたは)と思いながら見ていたのですが

「やってみな」

と促され弓を構えます。

距離が分からないのですが、目測でなんとなく見当がつきました。

地味に自衛隊の経験が役に立った瞬間です。

しかし、思ったより当たらない。

そもそも、いつもと姿勢が違ううえに距離も正確ではないので射ち方が変わります。

弓は繊細なバランスで射つので条件が変わると途端に精度が悪くなりました。

アヴェンジャーズのホークアイがいかに凄いかが分かります。

そんなこんなで全てのコースが終わる頃には日が暮れていました。

管理人室でまたお茶を頂きながら色々な話を聞きましす。

面白かったのが、アーチェリーの国体レベルの腕になると大会のシーズンだけ県の職員として雇われたりするそうです。

まるで傭兵です(笑)

それからもしばらく通っていたのですが、急遽引っ越しすることになり東京へ来たので行けなくなってしまいました。

今は練習場所も時間も無いから手を出せませんが、いつか山を買いとって練習場所を作ろうと思います。

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