アドバイスは真意から

哲学系記事

生きていればアドバイスを求められることがありますが、相手を深堀しないと効果が得られません。

真意がハッキリしていない状態でのアドバイスはマイナスに働くこともあります。

特に若い子は変な知識に扇動されていることが多く、注意が必要です。

今回は、そんなアドバイスに関する話です。

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まず目的を確認してから

少し前に若い子から「ステロイドを使いたい」と相談を受けました。

ステロイドとは「アナボリックステロイド」のことで、筋肉を肥大させたり脂肪を急激に減らしたりする効果があります。

魅力的ですが深刻な副作用があり、ケアが必要になりますし下手をすれば死にます。

ボディビルで世界を狙うとかならともかく、安易に手を出すような物ではないので当然やめさせようとするのですが…まあ、納得しません。

目的を聞くと

「男は強くなければ…限界を越えるため…云々」

と格好良いことを言っているのですが

「マッチョになって承認欲求を満たしたい」

と顔にガッツリ書いてありました。

「ステロイドを使ってもハードな筋トレをしないと筋肉はつかないし、食事を気をつけないと脂肪も減らないよ」

「ハードな筋トレと食事管理が出来るなら、今の体型ならステロイドを使わなくても普通に筋肉つくよ」

と伝えると、すんなり諦めました。

わりと安易な方法を使う時って目的を偽っていることが多いです。

デメリットによって手段を否定しても効果が無いので、相手の真の目的を見定めてからでないと効果的なアドバイスは出来ません。

普段から相手を観察して真意を見抜くことが必要です。

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何かが間違っている

自衛官は若いほど結婚したがって、年を重ねるほど結婚する気を無くしていきます。

「結婚したいから彼女を作ります」

って若い子は多くて、合コンを開いてくれとよく言われていました。

「結婚したい相手がいるから結婚する」

という理由なら分かるんですが

「結婚したいから相手を探す」

って結婚は手段で、それ以外の目的があるわけですよ。

自衛隊は基本的に駐屯地内に住みます。

2曹以上で30歳を越えているか、結婚しない限りは駐屯地外に住むことが出来ません。

私のように広報官になれば20代でも外に住めたりしますが、そういうケースは稀です。

要するに窮屈な駐屯地暮らしから抜け出したいんですよね。

外に出たいがためにさっさと結婚して数年で離婚するってパターンが結構あって、私は安易な結婚を薦めていませんでした。

それに、最初は嫌でも駐屯地暮らしって慣れると楽なんですよ。

プライベートが無いって欠点はあるけど、家賃も光熱費も食費もかからないし兄弟みたいな連中とわちゃわちゃしてて楽しい。

おかげで高い車を買ったりとか趣味に金を使うことも出来るし、遊び倒して金を使いきっても生きていける。

「結婚するとそれが出来なくなるよ」

と伝えると

「じゃあ彼女が欲しいです」

となるので、それならOKします。

結婚って人生の重要な分岐点なのでメリットとデメリットをしっかり把握して、それを受け入れてからすべきだと考えています。

ただ外に出たいがために結婚しようとするぐらいなら、転職するなりした方が断然良い。

理由が間違ったまま進んで上手くいけば良いのですが、大半は失敗します。

目的と手段と理由をはっきりさせて、どこかに間違いが無いかを確認することが大切です。

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話の流れを無視する

弱っている人ほど本音が話せないものです。

警察時代の私もそうでしたが、弱っているときに

「大丈夫か?」

と聞かれても、ついつい大丈夫と答えてしまいがちです。

弱っている相手を助けようとしたら、時には話の流れを無視して勝手に進めるくらいの強引さが必要です。

「見た感じ消耗してるけど大丈夫?」

「大丈夫です」

「そうか、何が辛い?」

「いや、何がという訳ではないんですが」

「○○さん?あの人は性格悪いからね」

「いや…」

「了解、対策考えるよ」

ある程度察しがついている事はガンガン進めて、言葉ではなく反応で判断します。

人間関係で悩んでいる相手は今後の関係を気にして本音が言えないため、こういう対処が必要になります。

勝手に判断して間違った行動をするのも問題ですが、下手に相手の発言を尊重すると今度は何も解決出来なくなります。

「本当は言いたいけど言うのが怖い」

状態の人は態度が分かりやすいので質問をガンガンぶつけて反応を見ていく方が真意は掴みやすいです。

私は洞察力で補っていますが、共感能力が高い人は普段から観察していればもっと簡単なのではないかと思います。

なんにせよ、真意を汲み取るというのは大事なことです。

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