警備業の今後は制服が鍵

雑談系記事
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警備業界について少し話していこうと思います。

色々と誤解の多い業界ですが、私は個人的に伸び代を感じたのでこの業界に在籍しています。

この業界は頭が固く保守的です。

もっと面白くなるはずですが、最初の一歩を誰かが踏み出して成功しないと業界は変わらないでしょう。

警備業の説明

警備業は業務ごとに分類されています。

●1号警備

施設などの警備です。

マンションやショッピングモール、工場などなど。

クラブのバウンサーもこの分類です。

防衛省にも警備会社が1号警備で入っています。

●2号警備

交通誘導やイベント警備です。

道路工事の誘導やライブやフェス、花火大会などの雑踏警備をまとめて2号警備と呼びます。

●3号警備

現金輸送に関わる警備です。

銀行やATM、賭博施設などから現金を輸送する際に必要になります。

現金輸送車など初期投資が必要なので、業務を行える会社は限られています。

●4号警備

身辺警護です。 

要人だけでなく一般人からも依頼があります。

値段設定は高めなので大抵は一定期間だけ依頼されます。

私は報酬が良いので4号をメインにしています。

●その他特殊警備

核燃料の輸送や空港警備など。

核燃料の輸送は情報の秘匿性が高く、経験者は結構レアな存在です。

1~4号に分類されない警備を特殊警備と呼ばれたりします。

各警備に対応した指導教育責任者という資格保有者がいないと警備会社は該当の警備が出来ません。

例えば4号警備をやりたいなら4号の指導教育責任者がいる会社に入らないと出来ません。

フリーランスで警備業をやろうとしたら自分で各資格を取るか、私のように複数の警備会社に在籍するという方法が必要になります。

国内需要はパイの奪い合い

警備が依頼される時、実際に何かしらの危険がある場合、法律で定められている場合、保険の関係があります。

日本では危険性の高い警備は少ないです。

危険があるからというより道路工事など法律で警備員を置かなくてはいけない場合、何かあった時に保険が適用されやすくなるから雇われる場合が多いです。

書類やマニュアル中心のサラリーマン的な警備がほとんどで、本来なら必要である危機管理能力や有事の対応力が求められる状況はほぼありません。

そのため大抵の警備は誰でも良く、ノースキルで高齢の警備員が多くなっています。

また、警備業界も下請け構造が強く、依頼は業界大手に集中します。

そのため大手と繋がりがあるか、警察や官公庁と繋がりが無い警備会社は厳しい状況です。

中小零細企業は収益を支えるメインの契約を一つか二つだけ抱えているくらいで、契約を切られたら破綻しかねません。

かといって大口の契約を増やそうにも安定して人員を確保するのが難しく、中小は経営陣のコネクションと能力に依存します。

そのため私のようなフリーランスは突発的な依頼を振りやすく、特に身辺警護が出来ると重宝されます。

今後、警備業界に活路を見いだすためには今までと違うことをやる必要があります。

治安の悪化に伴う危険な仕事、スキルのある本格的な警備、海外への展開などです。

近い話題だとIR法案が通れば治安は悪化します。

カジノはマネーロンダリングの温床になるので、海外のマフィアや麻薬カルテルなどの組織が入りこんで来ます。

今でこそ少ないですが、今後は危険度の高い依頼が増えるでしょう。

そういった依頼に対応出来る人材を抱えた警備会社が今後は発展していくと予想しています。

日本企業のPMC(民間軍事会社)で武装警備が出来れば発展途上国などで需要がありそうですが、コネクションを作るのも人材を揃えるのも一苦労なので実現が難しいです。

しかし、チャンスがあれば私がやりたいなと考えています。

制服が死ぬほどダサい問題

日本の一般的な警備員と言えば、警察官モドキや黄色の主張が強い制服をイメージすると思います。

日本最初の警備会社SECOMで、黎明期は警察官の払い下げの制服を使っていたことから今も業界の名残として残っています。

また、交通誘導は警備員の存在をアピールする必要があるため、目立つ注意色として黄色をメインに採用されています。

警備業法に警察官に酷似した制服を着用してはならないと定められているにも関わらず、古い名残から警察モドキの制服を採用する会社が多いです。

交通誘導はともかくとして、制服に関しては警備業界の頭の固さが如実に表れています。

一方で最近はタクティカル風の制服を採用した会社がちらほらと現れ始めていて、若い世代の人気を集めています。

若い世代は根本的にダサい制服は着たくないわけです。

まして警備業界は元警察官や元自衛官、ボディビルダーや格闘家が入り込みやすい業界です。

彼らがダサい制服を着たいとは思えませんし、制服で寄り付かなくなるのは非常にもったいない。

警備員の社会的イメージは底辺の仕事、おじいちゃんがやる仕事みたいなネガティブなイメージが強く、制服に強く宿っています。

ある程度厳しい経験した人達は着ることに抵抗があるし、自己肯定感も削られて鬱屈していきます。

私も4号や私服警備以外で制服を着ることがあるのですが、耐性のある私ですら自己肯定官がガリガリ削られていきます。

また、一般的な警備員の制服は犯罪の抑止効果を期待されていますが、治安の悪い場所ではナメられて逆効果になります。

海外の空港ではセキュリティがショットガンを持って立ってたりするのですが、威圧感があって下手な行動をとろうとは思いません。

犯罪を抑止しようとするなら威圧感を出して

「あっ、やべー奴がいる」

「目をつけられないようにしよう」

と思わせる必要があります。

ダサい制服では効果も半減します。

逆に面白がってちょっかいを出す人もいるでしょう。

今後の警備業を見据えたとき、人材の確保と警備の質を考えたらカッコ良い制服は必須です。

制服が良ければ私のようにフリーランスや副業でやる人も出てくるでしょう。

しかし、従来の制服も依頼側からの需要があるので残しておくべきとも考えています。

二種類の制服を採用して、どちらの需要にも対応出来る形が現在のベターかなと考えています。

警備業の人材

警備業の人材の質の低さは深刻です。

なにせ人手不足なので選ぶ余裕がありません。

持ち場からいなくなったり、バックレたり、人間性に問題のある人も多いです。

出来れば毎年大量に離職する自衛官を呼び込みたいのですが、彼らが満足する環境を整えるのは難しい状況です。

ぶっちゃけた話、自衛隊に10年いた私は

「自衛隊にはアホが多い」

と思っていたのですが警備業界の人材に比べたら断然優秀です。

警察も深刻な人手不足の今、治安の悪化に対応するためには警備業が必要になると考えています。

危険度の高い業務でも動ける人材を集めていかなくてはなりません。

彼らを定着させるには、ホワイトな環境と新しい制服が必要です。

ダサい制服とブラックな待遇の会社は、間もなく来る時代の移り変わりと共に淘汰されていくと考えています。

この先の警備業界は面白い。

【警備員】ではなく【セキュリティ】が求められる時代は既に到来し始めています。

私は新しい時代の警備業が始まる瞬間に立ち会いたいと思っています。

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