論理と獣のフィールドで戦う

哲学系記事
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人は3つのフィールドのどれかに生きていると私は考えています。

●弱者のフィールド
●論理のフィールド
●獣のフィールド

この3つが私の定義するフィールドです。

フィールドと言っても環境や集団に属しているという意味ではなく、その人の処世術や対人関係における特徴のようなものです。

観察する限りジャンケンのような力関係があり、

●弱者は論理に強く、獣に弱い
●論理は獣に強く、弱者に弱い
●獣は弱者に強く、論理に弱い

と、個々の力量の差を除けば上記のような3すくみの関係になっています。

今回はこの【フィールド】の話をしていきます。

弱者のフィールド

人は精神的に自立するまでは弱者のフィールドで生きています。

このフィールドの特徴は自分以外の力で戦おうとすることです。

・教師など上の立場の人間や周囲を味方にする
・上司、被害者などの反撃されにくい立場を使う
・他人の意見を盾にする

などなどありますが、特に【弱者】という立場を使う人が多いので弱者のフィールドと呼んでいます。

特徴としては自力で戦わずに声をあげて、問題の解決を他者に依存して任せようとします。

子供がいじめられた時に親や教師に解決を任せるのは弱者のフィールドです。

しかし、自立していない子供には社会を生き抜く強さがまだ無いので自然なことだと思います。

しかし、成人して社会に出ても弱者のフィールドから抜け出せない人が多いです。

例えば、特定の思想を利用して無茶苦茶な要求をしてきたり、役職付きの人が部下や後輩を理不尽に扱ったり…

「~も言っている」と第3者の意見を利用して自分の意見を押し通そうとしたり、仮病などのように自身の状況を偽って保護されようとしたりします。

基本的に自分の力以外を武器にして戦うわけです。

子供の頃からやってきたことを大人になってもやっているだけなので、当人には「おかしい」という意識がありません。

どこかで精神的な成長を経験しないと弱者のフィールドのまま大人になってしまうんですよ。

このフィールドでは責任も負わず努力も不要で、簡単に力を振るえてしまいます。

このフィールドの戦い方は

●感情的になってわめく
●屁理屈をこねて正当化する
●同情を求める

が主流です。

このフィールドは【人生のお試し期間】のようなものなので、さっさと抜け出すべきと考えています。

環境に左右されやすいので淘汰されやすく、自分の力しか頼れない場面ではあまりにも無力です。

また、何かに依存しやすく、社会の中では自分の価値を認められにくい特性があります。

論理のフィールド

論理と合理性、客観的な意見を元に理性的に戦うフィールドです。

基本的に社会は論理によって回っているので、特殊な例を除けば人はこのフィールドを目指すべきと考えています。

社会で絶対的に強いかと言うとそうではなく、弱者のフィールドに弱いという特性があります。

論理は相手に理性があり、話を理解出来るという前提のもとで力を発揮します。

弱者のフィールドの人間が感情的になってわめいたり、無限に屁理屈を展開すると対処する方法がなくなってしまうわけです。

悪質なクレーマーを相手にした人なら理解出来ると思いますが、正論や事実を説明しても受け入れません。

弱者のフィールドの人間は自分のワガママを通すのが全てなので、相手が折れるまで感情的にわめき続けます。

日本企業の場合、年功序列や上層部に気に入られたりすることが出世の条件になっていることが多いです。

このシステムだと弱者のフィールドの人間が出世しやすく、論理のフィールドの人間が淘汰されやすい環境になってしまいます。

上司が弱者のフィールドの人間だった場合、論理のフィールドの人間は疎まれたり潰されたりするからです。

組織を向上させる力を持つのは論理のフィールドの人間なのですが、その重要性はなかなか理解されません。

論理のフィールドの人間を排除し続けた結果、会社の代表や役員が全て弱者のフィールドという組織を知っていますが…正直、会社の中身はめちゃくちゃでした。

世の中において必要な存在なのですが、日本社会の中では不遇な扱いを受けがちです。

しかし、彼らは後述する獣のフィールドに強いという特徴があり、獣のフィールドの人間と手を組んだ時は無類の強さを発揮します。

獣のフィールド

獣のフィールドと言いつつも彼らは基本的に理性的です。

腕っぷしの強さなどの武力、恫喝などの威圧など野生動物のような戦い方を得意とするため獣のフィールドと呼んでいます。

人間的な強さによって威圧も可能なので必ずしも腕っぷしが強い訳ではなく、逆に腕っぷしが強いから獣のフィールドという訳でもありません。

弱者のフィールドと混同しやすいのですが、理性的に自分の力と圧で意見を通す点が大きな違いです。

彼らの威圧は脅しではなく、行動を前提とした警告であるため有無を言わせない迫力があります。

相手が屁理屈をこねても

「うるせえ」

の一言で片付くので集団の中ではヒエラルキーが高くなります。

反面、理性的であるが故に論理が通じやすく、論理のフィールドが相手だと分が悪くなりがちです。

自衛隊は階級社会ですが、弱者のフィールドの上官は獣のフィールドの部下には何も言えなくなります。 

自衛隊は弱者のフィールドの人間が多く、獣のフィールドの戦い方が重要だったので私もそこで学びました。

主流となる武器が威圧なのですが、余裕と「何かしてきたらぶっ飛ばす」という覚悟が無いと効果がありません。

荒くれの世界で生き抜いたり、修羅場を越えてこないと難しいです。

しかし、自衛には最適なフィールドです。

結果的に誰も手を出さないから、ヤクザにしろ自衛隊にしろ穏やかな人が多い印象でした。

論理と獣のフィールドを目指す

3つのフィールドについて話しましたが、綺麗にどれかのフィールドに分かれているわけではなく、基本的には混じった状態です。

その中で顕著に特性が表れている人がいたり、全てが同じくらいの人もいます。

私は前述のとおり論理のフィールドを目指すべきと考えています。

しかし、弱者のフィールドによって潰されてしまう可能性が高い。

そのため、論理と獣のハイブリッドを目指すのが究極の生き方であると考えています。

ただ、基本的には教えて身に付くものではなく、論理にせよ獣にせよ、その環境で戦ってこないと身に付きません。

だから色々な経験が必要なんですよ。

しかし、一生懸命に人生と戦っていれば自然に論理と獣のどちらかに属すると思うので、足りない部分は人と協力して補うのでも良いでしょう。

自己完結型ならハイブリッドを目指すのをオススメしますが。

身に付けてしまえば、後は戦いながら鍛えていくだけです。

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