逃げるにしても積極的に逃げる

哲学系記事

自由には必ず責任がつきまとうもので、責任が取れない行動はすべきでは無いんですよ。

逆に何かをするなら、自分で責任を持って行動すべきです。

他人任せでどうにかなることばかりではありません。

「自分の人生は自分でしっかり考える」

今回はそんな話です。

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他力本願の斜め上

自衛隊時代、部下の育成で最も困ったのが

「誰かが何とかしてくれる」

という思考の隊員でした。

その手の隊員は表面上は真面目に見えるのですが…

実際には言うことを聞かないし、困った時だけ泣きついてくるので厄介です。

「貯金はしておけ、借金はするな」

と普段から指導していても

「借金の催促の電話が来てます、どうしたら良いですか?」

と突然言ってきたりします。

助けられるのが当たり前だと思っているので、感謝の言葉も上辺だけです。

周りからすれば面白くないわけで、誰も助けようとしないのですが…

私は立場的に見捨てる訳にもいかず、ため息をつきながら対策を練るというのをよくやっていました。

部下に対して怒らない私が例外的に怒鳴るのがこのタイプです。

基本的に話を聞いてるようで聞いていないので、強く言わないと覚えないんですよ。

大抵の隊員は最初こそ甘えがあっても自立していくものですが、その手の隊員は最後まで自立せずに1任期で辞めていきます。

その隊員が就職面接に行く日、なぜか営内の喫煙所で遭遇しました。

「あれっ、面接はどうした?」

「えっ、何も聞いてませんけど?」

この時の私の心労を理解して貰えるでしょうか。

自衛隊を辞めるのは構わないのですが…

自分の転職すら他人任せで、その面接の日すら把握していないというのは流石に問題です。

で、やっぱり

「どうしたら良いですか?」

と聞いてきます。

私の指導力不足を痛感したエピソードです。

正直、冷たい言い方をすると自衛隊でも民間でも価値を認められない人材です。

自分の人生に消極的過ぎると必要とされなくなってしまいます。

私は、どうしても嫌なら逃げるという行動を否定しません。

思い詰めて自殺したり、犯罪を犯したりする隊員を見てきましたから。

ただし、逃げるなら逃げ道をしっかり自分で決めることが前提です。

転職するなら転職先ぐらい自分で考えないといけません。

行動には結果があり、その結果は自分が背負うものです。

他力本願の他人任せで生きていけるほど世の中は甘くないんですよ。

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躍動する無責任

自衛隊を退官してしばらく経った頃に、面識のある元隊員から

「副業を紹介して欲しい」

と連絡がありました。

随分やる気があったので、知り合いの警備会社に紹介したのですが…

面接の日に遅刻、初勤務に遅刻、初勤務で居眠りとなかなかやらかしてくれました。

そして、すぐに辞めてしまいます。

流石に予想外です。

申し訳なくて、知り合いの社長に全力で頭を下げました。

時が経って少し前、再びその後輩から連絡がありました。

「お金稼ぎたいんで副業紹介して下さい。」

紹介する訳が無いので

「ウーバーイーツでもやっとけ」

と流しました。

収入源を複数持つのは良いことですし、副業をやるなら構わないのですが…

仕事に対する考え方が幼い。

ましてや人の紹介でその無責任さなので、一緒に仕事をしたくないタイプでした。

世の中で何かをする時、必要になるのは信用です。

それは得るのが難しく、簡単に失いやすいものです。

だから自分を律してコツコツと積み重ねていくんですよ。

好き勝手に振る舞っていながら

「信用してくれ」

なんてのは虫の良い話なんです。

私が仕事のクライアントの情報を漏らさないのは、それが信用という価値になるからです。

ベラベラ喋るような人間だったら誰も私に依頼しなくなりますから。

無責任は自分の首を締めます。

しかし、信用の大切さを理解していないと自分の無責任さには気がつかないものです。

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消極性

経験上、積極的な人間より消極的な人間の方が不満を持ちやすいんですよ。

例えばブラック企業に勤めていた人の話ですが、退職する時に同僚から恨みを買ったそうです。

「裏切り者」とか「根性無し」とか言われ続けたんだとか。

要するに

「自分は辛い思いをして働いているのに、あいつだけ辞めるなんて許せない」

ということなんですが、本人からすれば知ったことではありません。

嫌なら辞めれば良いし、実際に同僚が辞めるのだから真似して行動すれば良い話です。

しかしなぜか、自分は行動せずに行動した人を恨むという非合理的なことをしているわけです。

これ、誰かが自分の望む何かをしてくれるのを待ってる人なんですよ。

行動しないし助けを求めたりもしないけど、何もしてもらえないことに不満を持っている状態です。

しかしながら、自分の人生です。

そんな消極的な逃げ方で上手くいくはずがない。

他人に舵をとらせようとして、不満を持つなんてもっての他です。

助けて欲しいなら意思表示をすべきだし、そもそも仕事が嫌なら自分で行動すべきです。

逃げるにしても積極的に逃げる必要があるんですよ。

積極的な行動は、例え辛くて逃げるだけだとしてもプラスになりますから。

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