疲弊と不満を見逃してはいけない

哲学系記事

目に見えない概念は軽視されやすく、物事が上手くいかない時の原因になったりします。

特に疲弊と不満は凄まじいデメリットを生むにも関わらず、正しく理解していない人が多いです。

特に人の上に立つ人間は気を配る必要があるのですが、昭和のマインドのままだったりすると放置されがちです。

今回は疲弊と不満について話していきましょう。

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無能な指揮官が疲弊を生む

私が見てきた限り、組織で一番の問題が疲弊と不満です。

例えば自衛隊の話です。

100人の部隊がいたとして、100人分の仕事を100%とします。

しかし、様々な業務や訓練が舞い込んで来て、仕事が、120%になりました。

当然ながら部隊は疲弊しますが、なんとかこなします。

すると指揮官は次も120%の仕事を受けます。

実際に問題なくこなせたので、120%を基本に考えるようになるからです。

しかし、無理にこなしている量が長く続くはずもなく、潰れたり、働かなくなったり、離職したりする人間が続出します。

120%もこなせたからと130%、140%と仕事量は増えていきます。

実際に働ける人員は減り続け、動けるのは70人になってしまいました。

そして、その70人に140%の仕事が降りかかります。

当然、無理があるので指揮官に意見具申します。

すると指揮官は答えます。

「でも、仕事は回せているだろ」

無能な指揮官は大体こんな感じです。

部隊が崩壊するまで状況を悪化させ続けます。

そして、同様のことがあちこちの自衛隊で起きています。

この概念を理解するだけの賢さを持った指揮官は少ないです。

だから、本質的な問題は改善されない。

そして、働かない人間は自分の評価に不安を覚えます。

そうなると、マウントを取ったり足を引っ張るようになる。

残った70人はさらに疲弊します。

全国的に離職者が増えるのは当たり前の話です。

疲弊するほど不満もたまり、ましてや働かないのに偉そうにする人達が許容されれば爆発もします。

大抵は不満を募らせて退職していくので元自衛官は自衛隊を憎んでいる人も多く、中には自衛隊が嫌いになりすぎて反日になることも。

現職でも自衛隊を憎んでいる人は多いです。

自衛隊が特殊な環境というのもありますが、これは他の組織でも言えることだと思います。

疲弊と不満を放置するのはかなり危険です。

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疲弊は訴えないと悪化する

日本社会は民間も公務員も「ことなかれ主義」がベースにあります。

問題が起きるまで潜在的な危険が放置されるというのは良くあることです。

潜在的な危険を認知していない場合、問題が起きても本質が理解されず見当違いな対策がとられたりします。

先の自衛隊の退職者が増加した問題に対しては、「監視を厳しくしよう」という逆効果な対策がとられました。

管理職で優秀な人ならば空気を察知したり、報告を元に対処します。

そうでない人は潜在的な危険に気付かないばかりか、報告すらまともに取り合わない場合もある。

そのため、組織の崩壊を防ぐためには一人一人が声を上げて訴える必要があります。

声を上げずに我慢し続けると

「あ、大丈夫なんだな」

と管理側から判断されます。

それは個人のためにも組織のためにも良くない。

仮に組織の最下層でも構成員であって、奴隷ではありません。

窮状を訴える権利があり、問題を報告する義務があります。

学生時代から真面目に言うことを聞いてきた人ほど我慢をします。

我慢した方が楽という人もいるでしょう。

それは直上の上司を楽にさせるかもしれませんが、組織全体から見ればマイナスになります。

それに、窮状を訴えたり報告を上げたりすることは組織に楯突く行為ではありません。

それを「反抗的だ」と判断する人がいたら、そいつがヤベー奴というだけです。

その時は飛び越えてもっと上に報告をあげるか、見切りをつけて組織を離れるか、あるいは戦うかです。

ヤベー奴に気を使って何も言わないのは愚作で、長期的に自分や周りを苦しめます。

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運が常に味方する訳ではない

自分が感じている問題を誰かが解決してくれるのは運です。

たまたま強いマインドの持ち主がいたらやってくれることもあるでしょう。

しかし、そうではない状況の方が圧倒的に多いです。

人生は運任せで生きていけるほど甘くはないので、どこかで自分の力に頼る生き方にシフトしないといけません。

もし、問題を抱えている人がいるなら正に今がシフトするタイミングです。

不恰好でも非力でも自分の力で何かを変えていく、これの大切さにいつ気がつくかです。

恥をかいても承認欲求が満たされなくても、変わりに誇りが手に入ります。

それが幸せに生きる一歩目になるかもしれません。

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