一般人が行える護身の話

哲学系記事
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今回の話は、本格的に体を鍛えたことが無い一般の人を想定した記事です。

人は危険な目に合わないと警戒心が強くなりません。

日常生活で危険に触れることの無い人は、護身について考えたことも無いのが普通です。

しかし、ある程度の心構えがないと、実際に危険に触れた時に何も出来ません。

文字通り硬直して何も出来なくなります。

今回は、身を守るために必要な最低限の話をしようと思います。

人を刺激しない

まず余計なトラブルを起こさないというのが最も大事なことです。

「そんなの当たり前だろ」

と思うかもしれませんが、積極的にトラブルを起こす人は結構いるものです。

例えば煽り運転。

車の運転は気が大きくなりやすく、トラブルの原因になります。

煽り運転をした大学生が、軽自動車に乗ってた怖い人達にボコボコに殴られて片目を潰された事例もあります。

酒に酔った時も注意です。

これもまた気が大きくなりやすく、喧嘩を売ってくる人が多いです。

特に酔っぱらったサラリーマンに多いイメージです。

落ち着いた人だったら宥めて流しますが、相手が悪いと冗談抜きで殺されます。

クラブのセキュリティが無礼を働いた客をボコボコにするというのは結構あることですが、それによって死人が出たりしています。

修羅場を経験してる人ほど無駄に喧嘩を売らないものです。

殺意を向けてくる相手の対処は結構なストレスですし、激昂した人は何をするか分かりません。

喧嘩はマンガのように綺麗には終わらず、止めてくれる人がいないと頭蓋骨が潰されるまで殴られる場合も有ります。

偉そうにしない、挑発しない、イキらない。

これは結構重要なことなんですが、自分を大きく見せようとしたり、感情をコントロール出来なかったりで、自分からトラブルに突っ込んでいく人は必ずいます。

「簡単に人を殴ったり出来ない」

「警察に捕まるから殺しはしない」

残念ながらそれは「自分の常識」であって、他人も同じとは限りません。

危険に近寄らない

認識している危険に近寄らないのも大事なことです。

それでも行ってしまう人がいるのは想像力の欠如なのだと思います。

2004年、情勢が不安定なイラクに入国した日本人バックパッカーの青年が拉致され、殺害された事件がありました。

彼の父親の

「息子は自己責任で入国した、助けてくれとは言えない」 

という発言は痛ましいものでした。

例えば、マイノリティの人間は

「結果的に死んでも構わない」

「但し、死なない為に最善を尽くす」

という考えがあるから危険な仕事でも受けます。

バックパッカーの青年にその覚悟があったかどうかは微妙です。

少なくとも拉致されて首を切られるという危機感は無かったのだと思います。

別の話で、少し前に鉄パイプと刃物を持った男が人を殺している動画がネットに流れました。

動画の中で誰も止めに入りませんでしたが、個人的には正解だと思っています。

両手に武器を持って相手を殺害するほど激昂している男…そんなの普通の人には対処出来ません。

警察官が拳銃を構えてどうにかするレベルです。

近づいても巻き添えを食らうだけですし、なんなら撮影者もさっさと逃げろという話です。

道徳云々ではどうにもならない時ってあるんですよ。

人命救助も二次災害がある場合は行ってはいけません。

命がかかっている場所で出来ないことをやるのは愚策です。

映画やマンガのようなヒロイズムに酔うと普通に死にます。

警戒する、叫びながら逃げる

慣れない人が唐突に危険に遭遇すると硬直してしまい、逃げるどころか声すら出せなくなります。

なので、逃げるためには「身構える」という予備動作が必要になります。

お化け屋敷みたいに初めから恐怖がある状態なら身構えているのですぐに逃げられますが、平常心からではまず無理です。

人気の無い道を歩く時、怪しい人物がいないか、不審な車は無いか等を警戒する。

日常から「なんか危なそうだな」と思った事物に身構える癖をつける必要があります。

そして、実際に危険が起きたら叫びながら逃げるわけです。

素人覚えの護身術や格闘技を使おうとは考えないで下さい。

まず、素人が体格差を覆すのは不可能です。

小手返しなどの護身技も、体重が10キロ違うだけで役に立ちません。

人を襲うテンションの相手は素人でも厄介です。

アドレナリンのせいで、多少の痛みでは怯みません。

本気で襲ってくる相手の力は凄まじく、平常心で行う練習相手とは完全に別物です。

これは護身術や格闘技初心者を否定しているわけではなく、危険の対処はハードルが高いという話です。

求められるレベルに達するまでは安易に使わずに逃げた方が得策です。

護身アイテムも使いこなせる技量があってこそです。

私は警察時代から短物が苦手なので、警棒を使うより殴った方が早いです。

警棒などのアイテムも、技量がないとただの脆い棒です。

同様に、使ったことも無い人が護身アイテムを使うのはオススメしません。

例外として防犯ブザーなんかは一定の効果があります。

但し逃げることが前提で使います。

防犯ブザーは相手を怯ませるので効果はありますが、誰かが駆けつけてくれる保証はありません。

昔、駅前で防犯ブザーの音がして現地へ向かったことがありました。

結局それは子供のイタズラだったのですが、問題はその効果です。

周りの人達は一瞬反応しただけで、すぐにスマホに目を戻していました。

電子音なんて街中では珍しいものではないんですよ。

悲鳴ならまだ反応しやすいです。

だから防犯ブザーもあくまで逃走の補助として、叫びながら逃げるということが大事です。

身を守るのにダサいもクソも無いんですよ。

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