一発逆転は積み重ねによって起こる

哲学系記事
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世の中には苦境から人生の一発逆転を狙う人が一定数います。

確かに上手くいく人もいるのですが、そういう人は何かしらの積み重ねがあるものです。

人生で賭けに出る時は勝算を持って動くのが普通で、ノープランで賭けに出るのはダイナミックな自殺みたいなものです。

今回は、一発逆転を狙うにしても堅実な積み重ねが必要だ…という話をしようと思います。

夢と現実逃避

私は夢や人生の目標を持つことを推奨しているんですよ。

「錆び付いた価値観」という記事でも話しましたが、目標に向かって努力している時は充実感があるものです。

プラモデルを作っている途中が楽しいのと一緒ですね。

無理なく目指せるなら馬鹿げた目標であっても良い。

それだけ膨大な経験が積めますから。

ただ、現実逃避と夢をごっちゃにする人がいるんですよ。

例えば、普通に働くのが嫌だから何かを目指す人。

私の同級生で、代々木アニメーション学院の声優科に2年通って卒業した奴がいるのですが…

なぜか、卒業後に再び代々木アニメーション学院のイラスト科に入学し、卒業後はニートになりました。

一部の専門学校は現実逃避の場所として選ばれやすくなっています。

頑張らなくても夢を追っている感じがしますからね。

ちなみにボディーガードの専門学校もあるのですが…

まず、本気でボディーガードについて調べたのならそこには通わないだろうし、そこに通おうとする時点であまり素質はありません。

柔軟な思考が必要な仕事なので、学校で習うという選択肢を取る時点であんまり向いていないんですよ。

専門学校が悪いのではなく、現実逃避の逃げ場に選ばれやすいという話です。

また、イラストレーターに興味があるなら働きながら趣味で絵を書けば良い話です。

「脱サラして、一からイラストの勉強します」

って人がいたら「待て待て」と思います。

夢や目標を追うことは楽しいし、人生が充実します。

しかし、そのためにはまず生きていかなくてはならない。

大抵の目標は働きながらでも目指せます

何かを目指すために仕事を辞めるのって、単純に働きたくないという現実逃避の場合が多いんですよ。

私の好きなフィジーク選手「ライアン・テリー」は配管工の仕事をしながら筋トレをして、世界レベルに到達しました。

本気で目指すなら、今の生活にプラスしていけば良い。

何かをやめないと目指せないというのは、既に手遅れであるか、そんなにやる気が無いんですよ。

溺れる者は藁を掴む

20代後半の頃、30半ばの女性に付きまとわれたことがありました。

駐屯地の記念祭で頼まれて写真を撮っただけの人だったのですが、それから休みの日に正門近くで待ち伏せされるようになりました。

まあ、「やめてくれ」と何度伝えてもやめてくれないわけですよ。

人に色々な欲望を向けられるのってキツイなと、この時に知りました。

そのままだと駐屯地にも迷惑がかかるので、一度話を聞くことにしました。

その時の要点をまとめると

・30代で無職だから人生に希望が無い
・自衛官と結婚すれば人生が変わる
・自分はモテるから価値がある
・友達にも彼氏がいると言ってしまった
・写真を見せてしまったから今さら引けない

「知らねえよ」という話です。

なんで私が、あなたの人生の負債を引き受けなければならんのだと。

その後、すぐに転属したので数ヶ月くらいで終わりました。

その人は「そうしなければならない」と思いこんでいたんですよね。

私と結婚することで自分の人生が変わるのだと。

しかし、そもそも追い詰められないように人生を生きる必要があり、それをしなかったわけですよ。

その負債は自分が負うもので、私を利用して解決することではありません。

自分の人生の負債を他人に押し付けようとする人が一定数いるのですが、それは基本的に無理な話です。

また「バックハンドブロー」という格闘技の技があって、裏拳のことを指します。

格闘系の同僚から聞いた話ですが、試合中に追い詰められるとバックハンドブローを使う人が一定数いるのだと。

それもまた一発逆転を狙ったものですが、練習してもいない技が有効なわけもなく、大抵は負けるそうです。

堅実に積み重ねる人は強いんですよ。

奇抜な技に頼らず、基本をしっかり固めてくる人はとにかく厄介です。

柔道の寝技なんかは実力がモロに出るので、強い相手には何をしても勝てません。

格闘技以外にも、人生で頑張りたくない人は絡め手を使いたがるんですよね。

しかし、絡め手も実力が無ければ効果はありません。

積み重ねたものが活路を開く

日本人で最も有名なYoutuberであるヒカキンさんは、youtubeに来る以前に違う媒体で活動をしていました。

元々の配信で成功はしなかったけれど、その積み重ねがあったからYoutuberとして成功しているわけです。

また、「圧倒的不審者の極み」という、ダンボールや牛乳など色々な素材で刃物を作るYoutubeチャンネルが爆発的に伸びました。

やはりそれも、元になる知識と技術の積み重ねがあってのことです。

たまにサラリーマンから小説家になった人もいますが、その人達は仕事以外の時間にめちゃくちゃ書いていたそうです。

ぽっと出で小説家になったというものではなく、長い間に積んできた研鑽が形になったわけです。

人生の一発逆転は、実力のある人間が機に恵まれて起きるものです。

何も持たない人間が手軽に逆転する方法なんて存在しないんですよ。

だから、一発逆転を狙うのではなく、余力でコツコツと好きなことを積み重ねていけば良いんですよ。

目標を目指しても良いし、実力がついたなら機に恵まれた時に挑戦しても良い。

トライアンドエラーは大切なことですが、失敗のダメージが少ない前提の話です。

株を始めようとして、良く調べず良く考えずに全財産をFXにつぎ込むと莫大な負債を背負うことになります。

勝算の無い賭けに人生全てをつぎ込むのは愚かです。

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