人のキャラクター性

哲学系記事
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集団の中で、同じことをやっていても怒られる人と怒られない人がいます。

その要因の一つは、キャラクター性です。

犬は吠えると「うるせー!」と怒られますが、猫は大声で鳴いても怒られないものです。

同じように人にもキャラクター性があり、キャラクター性によって許容されることがあります。

人の社会の面白い所です。

今回は、そんなキャラクター性の話です。

職人

職人と聞くと気難しくて愛想の悪いイメージがあると思います。

実は…それってワザとやっている部分もあるんですよ。

人はへり下る相手を見下す習性があって、見下した相手には自然に理不尽な対応が出来てしまうものです。

見下されると、一方的に契約を変更されたり余計な仕事を押し付けられる可能性があります。

まあ、そもそも職人は愛想ではなく作業の腕で商売をしているので、つっけんどんな態度でも仕事になるわけです。

しかし、それだけではなく細かいテクニックも存在します。

最近、職人さんの作業が終わるのを待つというタイミングがありました。

年配の人と若い人の二人組だったのですが…若い人が大事な器材を忘れてしまい、取りに戻ったため作業が1時間遅れることに。

当然、私も1時間待つことになったのですが…記事を書いていたので全く気にしていませんでした。

しかし、向こうとしては私がブチ切れる可能性もあるわけで…そうなったら面倒臭いわけですよ。

若い人が戻った後、年配の職人さんはこれでもかというぐらいブチ切れます。

「てめえ、確認しろっつったろうがああ!」

と、若い人に怒鳴り

「あ、本当にすみませんねえ」

と、私に丁寧に対応する。

それを交互に繰り返します。

あまりのテンションの落差に笑いそうになりました。

これは、身内をオーバーキルすることでクレームを回避するという、獣の社会の処世術なんですよ。

部外者からすれば「やりすぎじゃね?」と怒りが収まって逆に心配になります。

荒事に弱い人なら、その剣幕に引いてしまって何も言えなくなります。

自衛隊も獣の社会なので、よくこういうことがありました。

職人さんは獣の社会の戦い方が本当に上手いです。

自衛官より一枚も二枚も上手で参考になります。

彼らのキャラクター性を支える影には、こうした処世術があるわけです。

責められない人

同僚に、多少いい加減にしていても責められない人がいます。

例えば、待合わせに盛大に遅刻した挙げ句

「何で俺が遅刻せにゃならんのだ、クソが」

と言い放つという自由さです。

その話を聞いてめちゃくちゃ爆笑しました。

その人が何で責められないのかというと、シンプルに良い奴というのが理由の一つです。

みんなが言いにくいことを代弁したり他者の利益を考えて行動したりするから、多少のマイナスは打ち消してプラスになるわけです。

もう一つの理由としてはポジション取りが上手いということが挙げられます。

物事の最初に発言するとかギリギリを責めて反抗するとか、集団の中での影響力の掴み方が上手いわけです。

これもまた獣の社会の処世術ですね。

また、ヒエラルキーが高いことや社会的に保護されていることでも責められなくなります。

ただ、この2つは傲慢になりやすくなるので、謙虚さを忘れないようにしないとトラブルになりやすくもあります。

他に、性格が積極的であるほど責められにくく、消極的であるほど責められやすくなります。

積極的な人は、反撃されそうで手を出しにくいからです。

消極的な人は、賢いが故にリスクが見えてしまう人、過去の経験から臆病になってしまう人がいます。

まあ、今の世の中は嫌な奴が多いので仕方ないことだと思います。

しかし、消極的になると逆にリスクを背負ってしまうわけです。

悪意の無い人

経験則ですが、自称サバサバ系の人は陰湿な性格をしていることが多いです。

「はっきり物を言うタイプ」

という免罪符で平然と人を傷つけたりします。

基本的に嫌われるんですが、言葉に悪意があるのが問題なんですよね。

人を見下して優越感を得ようとすると、態度や言葉から滲み出てしまうものです。

一方で、口が悪くても嫌われない人も存在します。

そういう人は、普段から良い人っぽさが滲み出てている場合が多いです。

性格が良いとアピールしなくても周りは感じ取るものなんですよ。

「おい、ばかやろう」

などと言っていても、悪意が無いからコミカルですらある。

口が悪くても愛されるタイプですね。

真似しようと思っても出来るものではありません。

よく勘違いされがちですが…

「人に気に入られようとする人=良い人」

ではありません。

人に気に入られようとする人は、わりと自己中心的なんですよ。

自分が誰かに気に入られたいのは自分の都合ですからね。

自分の都合で相手の感情をコントロールしようとしているわけです。

良い人は自分の都合を他人に押し付けません。

相手の都合に配慮するからこそ、相手の都合を良く理解出来ます。

自分の都合で相手に気に入られようとすると、相手の都合を自分目線で考えてしまいます。

好かれないのは当然なんですよ。

ただ、良い人は相手の都合に配慮するだけ利用されやすくもあります。

相手の魂胆を見抜く目を持たないと良い人でいるのは難しいです。

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