「分からない」という答え

哲学系記事
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考える人は必ず答えを出そうとします。

そもそも答えを出すために考えるので、当たり前のことです。

しかし、答えが出せないこともあるんですよ。

「分からない」という結論もあって然るべきです。

しかし、深く考えるほど「分からない」という結論を出すのに抵抗があるものです。

今回は、そんな話をしようと思います。

短絡的思考

何も考えずに「分からない」と言うのは簡単です。

それは思考停止した状態に多く見られるもので、考えなければ分からないのは当然のことです。

また、よく調べもせずに誰かの意見を鵜呑みにして分かった気になる。

これは非常に危険で、分からない方がまだマシです。

触れた物事について考えるということは、非常に重要なことです。

世の中の情報はデマばかりで、考える人と考えない人では見えている世界が全く違います。

何のリスクも負わず、労力も使わずに正しい情報を得られる訳がないんですよ。

これは今に始まったことではなく、大昔から変わらないことです。

しかし、聞いた事を無条件に信じるという習性は根強く、考える大切さを分かっていながら実行しない人も多い。

私がよく記事で言う「賢い人」とは、物事をしっかりと考える人です。

今まで聞いたことの無いような話を聞くと賢くなったような気がしてしまいます。

しかし、それでは短絡的です。

賢い人は新しい概念や興味深い話でも、それが本当に正しいかどうかを考えながら聞きます。

自分に都合の悪い話であっても信憑性が高ければ信じるし、逆に都合の良い話でも信憑性が無ければ否定します。

信じるべきものは、感情ではなく論理的な判断です。

例えば、私の話はなるべく嘘が無いように気をつけて書いています。

しかし、話の内容には推測も含みますし、間違っていることもあると思っています。

そもそも、この記事を読んでいる人には私が嘘をついていない保証がありません。

考えるのが面倒臭いから「たぶん大丈夫だろ」と鵜呑みにしてしまう人は、今後も考えることは無いでしょう。

この記事を疑えない人は他の情報も疑えないんですよ。

「じゃあ何を信じればいいんだよ」

と言う人もいると思いますが…

短絡的に鵜呑みにしていい情報など存在しません。

色々な情報を集めて、絞り出した自分の答えを信じるべきです。

是か否か、それとも…

ある物についての研究結果です。

・それを摂取することによって死亡することがある

・摂取から時間が空くと暴力的になる人もいる

・それを求めて殺し合いが起きることもある

さて、あなたはそれを摂取すべきと考えますか?



ある物とは…「食事」です。

とあるジョークを元に私が考えた問題でした。

「はい」か「いいえ」ではなく、「分からない」が正解となります。

答えが食事であると予想がついた人は「はい」と答えたかもしれませんが…不正解です(笑)

これだけの情報では食事であると断定は出来ません。

違法薬物とも考えられますから。

短絡的に考えたら「いいえ」、少し考えたら「はい」と答えるように敢えてミスリードを誘いました。

不正確な情報を目の前にした時、判断がつかない時は「分からない」という選択肢もあるわけです。

情報は単純な二層構造ではなく、何重にもデマが重なっていることもあります。

一つ嘘を暴いても、その下にあるものも嘘かもしれない。

まあ…現実問題として、ある程度の時点で是か否かの判断をする必要もあると思います。

だから、あくまでも

「深く掘り下げるほど正確性が増す」

「分からないという選択肢を持つ」

という心構えが必要だよ…という話です。

「分からない」に辿り着けない

私もそうですが…

ある程度物事を考えるようになると結論を出さずにはいられなくなります。

正確性を欠けば答えを出せてしまうからです。

世の中で人を騙そうとする人はデマだけを使うわけではありません。

意図的に断片的な情報を伝えて、間違った判断をさせる…つまりミスリードを狙う人も多いからです。

例えば

「オスプレイは墜落の危険性がある」

少し前に話題になったことですね。

しかし、そんなことは航空機全般に言えることで、なんなら他のヘリコプターより遥かに安全です。

オスプレイが配備されると都合が悪い人達が流したミスリードです。

嘘はついていないだけにタチが悪い。

これを聞いた人のうち、短絡的に考える人は

「オスプレイは危険なんだ」

と思うわけです。

情報の断片だけで判断しないで「なぜ危険なのか?」という理由を求めた人がミスリードに気付きます。

関心があるならば調べるべきです。

逆に関心が無いのなら「分からない」という答えを出して、テキトーな事を言わない方が良いと思っています。

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