争える者からは争いが遠ざかる

哲学系記事
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争いを好む人は非常に少数で、基本的に争いを好まない人達によって社会が形成されています。

争いを好む必要はありませんし、無駄に争う必要もない。

ただ、争そえない人は面倒臭い事に巻き込まれやすいです。

今回はそんな感じの話です。

争いに弱い

同調圧力が強く、周りに合わせることを是とする日本社会では人との衝突を避ける傾向にあります。

凄く単純に言うと、人と喧嘩するのを恐れている人が多いということです。

恐れること自体はさして問題ではありません。

争いにはリスクも発生するので、ある意味当然のことです。

格闘技をやっている人間が全て好戦的というわけでもなく、穏やかな人が非好戦的というわけでもない。

争いを好む好まないは先天的な何かなのかもしれません。

争いを好まなくても人は人を害するものです。

今まで散々説明してきましたが、人を害する人は承認欲求や自己肯定感の低さから来る不安で他人を攻撃してしまいます。

争いを好まず、争いを恐れていても人を攻撃したがるわけです。

しかし、争いが怖いことに変わりはありません。

だから、争いにならないように反撃されない手段を取りがちです。

本人に気付かれないように陰口を言ったり、ネット上での誹謗中傷をしたり。

反撃出来ない相手を探してマウントを取ったり、複数人で一人を攻撃したり。

争いを避けて人を害すると、必然的に陰湿になります。

争いになることも厭わずに面と向かって文句を言える人は中々いません。

店員や部下、または気の弱い上司など立場の弱い相手に強く出れる人は多くても、ヒエラルキーが対等以上の相手に噛みつける人は非常に少数です。

元から好戦的だったり、単純にリスクを把握出来ないだけだったりすることもありますが…

争える人の多くは恐怖を感じながらも恐怖に抗って争っています。

動物の習性として強い者にへり下るのは人間も同じです。

恐怖に抗って強い者に立ち向かうのは習性に反する行為なので、意外と高度な精神性を持たないと難しいわけです。

「争いは何も生まない」

「おかしい人は相手にしない方が良い」

と、争いを避ける人もいます。

実際、何も生み出しませんし、おかしい人は避けた方が良い。

ただ、逃げられない状態では争うしかありません。

その状況になって攻撃されながらも、上記の理由で争いを避けるのは…単純に争いを恐れているからです。

厳しい言い方をすると、争いの恐怖に立ち向かわないための言い訳です。

理不尽にじっと耐えることは美談にされやすいですが…

反撃を経験しなかった加害者はより危害を加えるようになるので、良いことではありません。

争える者は無駄に他人を攻撃しなくなる

イジメは行う側が悪いと私は考えています。

ただ、その立場が逆転した時、イジメられている側がイジメをしないとは限りません。

弱者はヒエラルキーによって生まれるので、弱者であることと善悪は関係ないということです。

イジメを行う側もされる側も争えない人であることが多いです。

争えない人同士だと先に危害を加えた方が強くなったりするので、積極的に先制攻撃をしかける人もいます。

ただし、反撃を食らうと簡単に怯みます。

争いを恐れる人は争い自体が恐怖の対象になるからです。

争える人ならば反撃が出来るので無駄に攻撃をしかける必要がありません。

反撃が出来れば人を恐れることもなく、マウントを取る必要もない。

争いに勝つか負けるかは関係なく、争えること自体が強さとなります。

争えない人は虚勢を張ったとしても雰囲気に出てしまうので、厄介な相手に目をつけられやすくなります。

自衛のためには争える状態でいなければなりません。

また、精神的な自立にも関係する話ですが…争えない人は自分を保護してくれる存在を求めるものです。

保護してくれる存在がいた時、その人が意に沿わないと不満を抱き高圧的になるケースがあります。

それは保護を失う恐怖が関係していて、意に沿わない行動を取られると不安になり、奴隷のように自分の下に置こうとするからです。

それも結局は人間としての弱さなんですよ。

争いが遠ざかる

争える人が場数を踏むと、堂々とするようになるので自然体で威圧感が出るものです。

争えない人にとっては脅威として認識されるので、シンプルに攻撃されることが無くなります。

例えば、北海道のヒグマは刺激しなければ温厚な生き物ですが暴れると手がつけられません。

ヒグマに遭遇した人は生殺与奪権を握られているので、実際に目の前にいたらスゲー怖い。

よほど勇気のある人でない限り、間違っても立ち向かおうとは思わないでしょう。

どんなに不安でも攻撃性を発揮せず、大人しくやり過ごそうとするわけです。

争えない人にとって争える人は同様の脅威なんですよ。

一方、体格が大きい人ほど威圧感が出やすいですが…体格が大きくても争えないと逆に攻撃されやすくなります。

体が大きい相手には本能的に不安を感じます。

その不安から逃れるために相手を下に置こうとする。

争えない人は攻撃しやすいので、不安もあいまって過剰に攻撃するようになります。

人の攻撃性は防衛反応なんですよ。

万が一にも攻撃されるのが怖いと感じた時、相手を屈服させることで安心感を得ようとする。

しかし、平然と争える人に手を出す勇気は無い。

そもそも、それがあるなら不安を感じないからです。

私はよく「自衛のために反撃する」と記事に書いていますが、それはこういった心理からです。

しかし、実際に反撃したケースは少数で、大抵は面と向かっただけで大人しくなる人の方が多い。

人と争えるようになると争いの方から遠ざかっていくわけです。

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