無知を恥じる必要はないが、棚に上げるべきではない

哲学系記事
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人間は知っていることより知らないことの方が多いんですよ。

知らないことがあるのは当たり前の話で、基本的には無知を恥じる必要はありません。

しかし、「知らなかった」で済まないこともあります。

「知らなかったから仕方ない」

この考えで責任を回避しようとする人が一定数います。

今回はそんな感じの話です。

知るべきこと

赤名酒造という日本酒を作っている会社があり、2014年に出来た日本初の公設民営なんだそうです。

しかし、NHKの番組で2020年に設立された北海道の酒造が日本初の公設民営だと紹介されました。

番組の後、赤名酒造に抗議の電話が寄せられたそうです。

「日本初の公設民営だと嘘をついていた」

という内容らしい。

それも一回だけというわけでもないので、従業員は不安に襲われたそうです。

個人的には思うところがあって半信半疑なのですが…

何でも良いから誰かを攻撃したい人は必ずいるので、わりとよくある話ではあります。

結末としては、NHK側が訂正するという形になりました。

この顛末で私が何を言いたいかというと

「間違った情報で誰かを攻撃した人は、何かしらの責任を負うべき」

と思っています。

赤名酒造の件は設立した年がハッキリしているので、少し調べれば分かることです。

それを怠って抗議した人が責任を負わなかったら、誰かを不当に攻撃することを容認しているようなものです。

例えば

「あいつは税金を払っていない」

と誰かを攻撃した後で

「税金を払っているなんて知らなかった」

と言えば済む..,というのは問題です。

それは社会的に良くないことです。

法律で罰しろとは言いませんが、自分の間違いを認めて謝るぐらいの責任は必要ではないでしょうか?

ただ、同じようなことを繰り返す人には罰則が必要だと思います。

他の記事でも言っていることですが…

まず、しっかりと調べるべきなんですよ。

そして、分からないなら首を突っ込むべきではない。

他者に損害を与えて「知らなかった」は通用しません。

その責任は負うべきです。

行動を起こす前に知るべきことがあるわけです。

知らなくても良いこと

高校時代、J-POPが恋愛一色でウンザリしていたので、全然聞かなったんですよ。

だから同級生と音楽の話になると全く噛み合いません。

オリコンチャート上位のアーティストすら知らなかったので「お前マジかよ」と言われたりしました。

しかし、それを悪いとも恥だとも思っていません。

私が知らなくても誰も困りませんから。

これがJ-POPについての討論だったら、ある程度知っていなければならないと思います。

「お前、何しに来たの?」

という話になりますから。

そうではないのなら、不要かつ興味の無いことを知らないのは普通のことです。

もちろん、知らないよりは知っていた方が良いんですけどね。

また、自衛隊時代に横の連絡の弱さに苦労していました。

私はたまに会議をすっぽかしていたんですよ。

その理由としては、急に決まった会議の連絡が私に来ないことがあるからです。

要するに物理的に会議があるなんて知りようもないという状況です。

まあ、それでもキレる人がいるのが自衛隊なのですが。

しかしそれは、私が知らなかったのが悪いのではなく伝えなかった方が悪いです。

私からすれば「知らねーよ」という話ですね。

知らないでは済まないこと

警察官時代、踏切の一時停止違反をよく捕まえていたのですが、中には

「そんな法律があるなんて知らねーよ!」

とキレる人もいます。

車を運転している以上、最低限知っておかなければならない事だと思うのですが…

知らない上にキレる人って結構いるんですよ。

まあ、法律って全てを覚えるのは不可能なので、知らない法律があるのは当然のことです。

しかし、日常に関わる法律ぐらいは覚えておかないと不具合があります。

極端な話、法律は一切知らなくても構わないんですよ。

ただ、知ろうが知るまいが法を犯せば容赦なく取り締まられます。

だから、取り締まられないためには法律を覚える必要があるわけです。

「そんな法律があるなんて知らなかった」

と言われたところで、私としては

「そうなんですねー、切符きりますねー」

と流すだけです。

交通違反ならまだ可愛いものですが、これが

「人を殺してはいけないなんて知らなかった」

というヤベー奴がいた時

「じゃあ、仕方ないねー」

とはなりません。

知ろうが知るまいが責任はあります。

責任が伴う行動をする時は、むしろ知らない方が悪いです。

「知らなかった」では済まないわけです。

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