主観的・客観的・俯瞰的

哲学系記事
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今回は物事を見る目線の話です。

人は基本的に主観的な目線を持っているものです。

物事に触れた時、広い視野で見れるようになるほど事態を正しく判断出来るようになります。

主観的な目線だけでは視野狭窄に陥りやすいものなので、客観的目線と俯瞰的な目線を合わせ持つ方が論理的でいられます。

しかし、客観的な目線と俯瞰的な目線を持つことは難しいものです。

今回はそんな目線の話です。

主観的

主観的な目線は、そのまんま「自分から見る目線」のことです。

自分の立場から物事を見て考えるので、感情論になりやすい特徴があります。

主観的な目線しか持たなければ事実を曲解しやすく、自己中心的になりやすいです。

例えば、自分が暇をもて余している時ならLINEの返信は簡単です。

その時に相手の返信が遅いと

「LINEの返信なんていつでも出来るだろ」

「何やってんだよ」

と不満を抱く。

しかし、人にはそれぞれ都合があり、スマホを見れないほど忙しい事はよくあるものです。

自分の立場から物事を考えて、相手も同じ条件だと決め付ける。

これはまさに主観的ですね。

主観的な目線だけだと自分側の都合でしか物を考えられません。

自分の価値観と違うものは間違っていると思うようになり、否定するようになります。

また、後述する客観と俯瞰は自分の都合や感情を挟むと結局は主観になってしまいます。

例えば、自己中心的な人が

「周りから見たら貴方の方が間違っていますよ」

と、自分の意見を客観的意見と思い込んで代弁する。

自分一人が気に入らない行動に対して

「あなたの行動は、和を乱すから止めて下さい」

と、自分の都合であるにも関わらず俯瞰的な意見であるかのように非難する。

どちらも結局は主観です。

私はそれを「客観風主観」「俯瞰風主観」と呼んでいます。

また、主観に偏る人は話すのが下手である場合が多いです。

自分が話したい順序で話す。

自分が知っている事は、それが相手も知っているものとして話す。

話の伝わりやすさというものが分からないわけです。

自分の常識も相手と共通であるかのように考えるので、価値観が違う相手に対して

「常識が無い」

「こんなことも分からないなんて馬鹿だ」

などと考えたりします。

主観に偏ると非論理的で独善的になりやすいものです。

客観的

客観的な目線とは、当事者以外から見る目線のことです。

「相手の立場に立つ」というのは少し違っていて、主観と客観の間にある概念とも言えます。

例えば、自分と誰かが口論している姿を客観視する時。

自分目線でも相手目線でもなく、それを眺めている野次馬の目線が客観です。

先にも述べましたが、自分の都合や感情が混ざると客観になりません。

自分と相手が口論している姿を見た時、感情が混ざったら自分の方に味方してしまいますからね。

自分と相手のどちらにも寄らず、中立的な目線から見ることが客観というわけです。

自分以外の人間が口論している時、客観的な目線を持つのは簡単です。

どちらにも味方しなければ良いだけなので。

ただ、自分が関わる時に客観的な目線を持つのは難しくなります。

感情をコントロールして冷静な状態でないと…まず無理ですね。

そのため、客観視出来ているつもりの人の多くは「客観風主観」だったりします。

他者に対して攻撃的な人は、大体の場合「客観風主観」です。

攻撃的な時点で存分に感情が入ってますから。

論理的に話合う時は、客観的な目線が必要です。

自分に対してすら中立であることが論理的だからです。

俯瞰的

俯瞰的とは、客観的よりもさらに大きな目線で全体を見ることです。

口論する人を見る野次馬の目線が客観ならば、その野次馬すら視野に入れて全体を見渡すのが俯瞰です。

例えば、フェミニストとアンチフェミニストの争いがあったとします。

どちらかの側に立てば主観です。

中立を守って、両者の言い分を聞いているなら客観。

その争いによる社会への影響を眺めているなら俯瞰といったところでしょうか。

この場合、主観なら

「自分達が正しい」

「相手が間違っている」

客観なら

「この部分はこっちが正しい」

「どっちもどっちかな」

「いいぞ、やれやれ」

俯瞰なら

「この争いが続くと、こういう問題がある」

「関係ない人に迷惑がかかるのは良くない」

というように、意見が全く変わってきます。

俯瞰は目線が大き過ぎて意識しづらいうえに、意見を言うと若干偉そうに見えたりします。

俯瞰は長期的な目線や論理的な思考をするのに必要になってきます。

俯瞰的な目線を持ちながら仕事が出来る人は優秀であることが多いです。

ただ、客観と同じように自分の都合や感情が混ざると「俯瞰風主観」になってしまいます。

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