最初の挫折を越えられるか否か

哲学系記事
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何かを始めるためには最初の一歩を踏み出す必要があります。

この最初の一歩を踏み出す事は、人によってハードルが高いものですが…慣れると大した事はありません。

個人的に重要だと考えるのは、その次に待ち受けているものです。

何かを始めてから上手く行き続けるのは極めて稀で、大抵は壁にぶつかります。

その初めてぶつかる壁こそが「最初の挫折」です。

意気揚々と何かを始める人は多いのですが、そのほとんどが最初の挫折で消えていってしまう。

成功するしない以前に、続けられなかったら上手く行くはずがありません。

今回は、そんな最初の挫折の話です。

1 突然に現れる壁

何かを始める前は不安や恐怖がありますが、始めてしまえば徐々に希望に変わっていくものです。

現実に打ちのめされるまで、それは続きます。

例えば、ボクシングを始める人。

最初は不安や恐怖からジムに通う決心がつかないものです。

それでも意を決して門を叩く。

通い続けるうちに上達し、「プロになれるかもしれない」と希望を抱いたりします。

しかし、本格的なスパーリングや試合でボコボコにやられてしまう。

多くの人がここで折れるんですよ。

それまで自分の中で上手く行っていたものが、唐突に打ち砕かれる。

最初の挫折です。

この時、嫌になってしまって

「向いてなかった」

「才能が無かった」

と諦めてしまうわけです。

最初の挫折を想定している人はなかなかいません。

その状態でぶつかった時のダメージは大きいです。

積み上げてきたものが崩れたように感じますからね。

しかし、実際のところは何も崩れておらず、井の中の蛙が大海を知っただけです。

最初の挫折は大海へ出るための第一歩なんですよ。

ほとんどの人が必ず経験するものです。

最初の挫折が本当のスタートと言っても過言ではありません。

最初は「絶対に続ける」と思っていても、挫折した時はかなり落ち込みます。

その精神状態を克服出来ない限り、何をやっても続けられないものです。

2 慣れていてもキツイ

私は自分の弱さが心底嫌いで、鍛えるために厳しい環境に飛び込み続けてきました。

最初の挫折なんて腐るほど経験していますから慣れたものです。

ただ、それでもキツイものはキツイんですよ。

真剣に取り組むほどキツイです。

昔、初めてフィジークの大会に出た時の話です。

自分の実力が不十分である事は理解していましたが…

それでも一般人やトレーニングジムにいるような人達よりも体は大きいし絞れている。

だから、そこまで酷い結果にはならないだろうと考えていました。

結果は最悪です。

予選落ちは当然として、もし順位をつけたら最下位だろうと思えるレベルでした。

大会という大海に出ている人達は、間近で見ると異次元の存在です。

遠くから見てるだけでは分からず、土俵に上がって初めて理解した事でした。

死ぬほど打ちのめされて、悔し過ぎてゲロを吐いたくらいです。

帰りの電車の中で

「もうトレーニングはやめようかな」

と、一瞬考えたりもしました。

それでも踏みとどまって、より一層トレーニングにのめり込むようになった。

まあ、結果オーライですね。

慣れていても、打ちのめされた時は弱気になるんですよ。

頭の中に「もう無理だ、やめよう」という言葉が浮かぶほどに。

しかし、そこでやめたら始めてないのと一緒です。

何かに挑み、成功させたいなら…絶望を乗り越える必要があるわけです。

3 絶望に抗う力

メンタルが強ければ絶望に抗いやすくなりますが、それだけでは駄目なんですよ。

逆に、メンタルが弱くても絶望に抗う事が出来るものです。

大事なのは…想定すること、余計なプライドを持たないこと、この2つです。

何かを始める時、なんとなく始める場合もあれば、上手く行くと考えて始める場合もあります。

どちらにせよ

「簡単ではないし、必ず挫折も経験する」

という意識が必要になります。

全く予想していなかった巨大な壁が目の前に現れると、人は絶望に飲まれてしまう。

だから、道の先に巨大な壁があると考えて進んでいく。

やがて来る壁を越えるために必死になるし、必死になった分だけ絶望に抗える。

一生懸命やってきた事は簡単に手放せませんからね。

そして、余計なプライドを持たない事も大切です。

「カッコ悪いと思われたくない」

「何でもスマートに出来ると思われたい」

プライドが高いと、恥をかいた時は逃げるように去ってしまいます。

自分をポンコツだと思っている人は、恥をかいてもポンコツだから当たり前なんですよ。

周りからポンコツに見られても、変な事ではないから気にならない。

プライドが高いほど、周りの視線や嘲笑に耐えられないものです。

恥をかくのがカッコ悪い。

だから、高いレベルに挑めないわけです。

まあ、私みたいなオッサンになると…

失敗しても恥をかいても泥臭く挑み続ける奴をカッコ良いと思いますし、余裕ぶって何も出来ないのはダセーと思っています。

私が学生の頃は、手を抜いてこなすのがカッコ良いという風潮があって、私も一時期そんな感じでした。

思い返すと「死ぬほどダセーな」と苦笑いしそうになります。

自己肯定感の低い人間は他人の失敗を見て笑うんですよ。

何かに真剣に挑む人間は、同じく挑む人間の失敗を肯定的に受け止めます。

笑う人間の方が多いし攻撃性が高いから目立つだけで、その人達は誰に対してもそうだから気にしなくて構いません。

シンプルに相手しなけりゃ良いんですよ。

真剣に何かに挑むほど恥が増えるのは当たり前です。

私からすれば、土俵に上がらず恥から逃げる人間は脆弱に見えてしまいます。

多くの恥を知る人間は、最初の挫折を乗り越えていけるものです。

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