人の価値

哲学系記事
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今回の話は、頑張っている人には後押しになるかも知れませんが、そうでない人にはチェーンソーを振り下ろすような話かもしれません。

賛否両論あると思いますが、基本的に善意も悪意もなく、シンプルに私の考えです。

ダメージを負っても責任が取れないから、覚悟が無い人は読まない事を推奨します。

今回は人の価値とは何か?という話です。

人間性という価値

大抵の人は、良い奴に価値を感じます。

嫌な奴でも何かしらの能力があったり、面白かったり、容姿に優れていれば別ですが、それは人間性以外の部分に価値があるからです。

ある程度に物事を考えられる人は、能力の他に人間性を見るものです。

それは良い奴だとか約束を守る以外にも、責任感、正義感、裏表が無い、明るい、優しい、向上心、義侠心、独創性など様々な要素があります。

全てを手に入れる事は難しい…というかまず無理ですが、何かを持っていると人としての価値になります。

自衛隊時代に私がスゲーと思った指揮官は、面白いことに能力自体はポンコツでした。

しかし、めちゃくちゃ人格者だったんですよ。

まず、自分がアホだと認めて、余計な見栄を張らなかった。

決断するにも判断が出来ないから、複数人を集めて話を聞いた。

指揮するのも下手だから、恥も外聞もなく部下に助力を求めた。

自分に出来ない事をする人間を純粋に賞賛し、自分に出来ない事をやってくれる人間に裏表無く感謝した。

何より、自分の責任から逃げようとしなかった。

「人に任せる時は腹を切る覚悟で任せる」

という信条だそうです。

大部分の隊員からはナメられていましたが、一部の優秀な幹部や陸曹からは好まれていて、周囲の人間の力で良い感じに部隊をまとめていました。

漢の初代皇帝・劉邦ってこんな感じだったのかなと思っています。

まあ、これは人間性だけで上手くいったレアなケースです。

基本的に上手くいくためには能力が必要です。

ただ、人間性は信用を得る事が出来る。

例えば、私が誰かに身辺警護を依頼する時

・口先だけで、何かあったら逃げる奴
・依頼者の情報を他人にベラベラ喋る奴
・気に入られようとして媚びる奴
・落ち着きのない奴

は、絶対に雇いません。

雇う事が逆にリスクになるからです。

Uberの配達を依頼するなら誰が来ても構わないですが、重要な事を依頼する時は人を選ぶものです。

じゃあ、何を基準に選ぶかというと、能力にプラスして人間性なんですよ。

能力は必要なだけあれば良いものですが、人間性はあればあるほど良い。

そこそこの能力がある真面目な人と能力が高いテキトーな人では、前者の方が圧倒的に需要があります。

物語なら後者の方が面白いですが、現実では確実性の無い相手に重要な事を頼む人はまずいません。

100点を50%の確率で出せる人より、50点を100%出せる人の方が価値があるわけです。

まあ、クリエイティブな仕事なら話は別なんですけどね。

仕事って結構重要な事なんですよ。

内容がハイレベルになるほど人間性が求められていきます。

人間性は評価されにくいように見えますが、実はあらゆる場所でめちゃくちゃ判断材料にされています。

人間性は見えざる人の価値というわけです。

そして、ベテラン役者でもない限りは完全に誤魔化す事が出来ないものでもあります。

思考停止した人には通用しますが、それ以外の人には通用しません。

ある程度以上の高みに登ろうとする時、人間性を育てていないと必ずと言って良いほど躓きます。

それぐらい重要な人の価値なんですよ。

実績

わりと多くの人に通用するのが実績という価値です。

例えば筋トレを教わる時、メタボとマッチョがいたらマッチョに教わると思います。

実際に筋肉をつけて、脂肪を落としている実績がありますからね。

さらに同じマッチョでも、大会で結果を残した人、資格を持っている人などを優先すると思います。

やはりそれも実績があるからです。

もちろん、実績があるからといって筋トレを教える能力が高いかは分かりません。

しかし、判断基準が少ない状況では必然的に実績を重視します。

世の中ってそういうものです。

実績があると強い。

成功者の中には実力だけでなく、運が良かったという人も多いです。

それは再現性が無いものなので、運の部分を真似しても大して意味がありません。

しかし、それでも「成功の仕方」という本を出したら多くの人が買います。

大抵の人には実力か運かなんて分かりませんからね。

無名の人が実際に成功する方法を本にしても大して売れないでしょう。

信憑性が無いから、一部の目利きにしか売れません。

実績という価値は、それだけ大きなものです。

大成功を納める時は、わりと運が関係します。

成功を狙って何かしらアクションを起こすものですが、それがどれだけ成功するかは誰にも分からないものです。

ただ、小さい成功なら狙っていく事が出来ます。

小さい成功の実績を積み重ねて大きな成功にするのが、実績の基本的な作り方です。

その小さな成功を狙った行動が思いがけず大成功を納めるかもしれないし、積み上げた実績を評価されるかもしれない。

それらが無くても時間をかけて積み上げていけば、いつかは大きな実績になる。

何にせよ、実績は多くの人が信用する価値です。

それは挑戦とコツコツとした積み重ねで成り立っています。

社会的価値

社会の中での需要の高さを社会的価値と言います。

例えば

「プログラマーとして3年の実務経験がある25歳」

これは人材としての価値が高いです。

就職市場では普通に求められるから社会的価値があります。

SNSのフォロワーが10万超のインフルエンサーや、登録者10万人超のyoutuber。

これも影響力や集客力、コンテンツ制作者としての社会的価値が高い。

では、物凄く良質な洗濯板を作る職人。

腕は良くても洗濯機が普及した現代ではあまり需要がなく、社会的価値は低いです。

まだ誰からも評価されていない天才。

これもまた、高い独創性があっても社会から求められていないから社会的価値は低い。

こういった社会から見た需要を社会的価値と呼ぶわけです。

個人的に社会的価値には人間性も含むと考えていますが、基本的にはステータスの需要です。

社会に求められる人間になっていく事で社会的価値が上がるわけです。

前に「某メンタリストの人の炎上について」という記事でも説明しましたが…

ホームレスと芸能人、どちらかに会えるとしたら大抵の人は芸能人を選びます。

社会的価値が高いからです。

どんなに綺麗事を言おうが、それが現実です。

テキトーに生きていると社会的価値がなかなか上がらないんですよ。

これ、マイノリティに求められる仕事をして、マイノリティ向けの発信をしている私が言うのもどうかと思いますが…

社会的価値を上げるためには、社会の需要を掴んで広く求められる人間を目指していく必要があります。

人生でそれにいつ気付くかというのが、一つのターニングポイントになります。

変化球な話ですが、婚活市場も似たようなものらしいです。

業界の人によると、相手に求める希望ばかりで自分の価値を理解していない人が多いそうです。

「初婚」とか「次男」とか、そこまで重要じゃない条件をゴリ押したり…

婚活のためにエステに通っているとか、需要を根本的に勘違いしてる人もいる。

また、正しい手順は自分の価値で望める相手を探すものなのですが、逆が多いんだとか。

個人的に、上手くいく人は結局のところ人間性が高いんだよなあって感じがします。

社会的価値を高くしようとしたら需要を掴む事って外せない要素なんですよ。

何もせずに社会が自分を好条件で受け入れてくれるわけではありませんからね。

そして、出来ればマイノリティよりもマジョリティの需要を狙った方が良い。

ただ、それがつまらないという人もいるから好みもありますけどね。

実際、好きな事や面白い事の方がモチベーションになりやすいし、それが需要とマッチして上手くいく人もいる。

逆に需要を狙い過ぎても、自分が興味ないことにはモチベーションが保てず中途半端になりやすい。

それが難しいところですね。

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