なかなか自分を良い奴と思えない「良い奴」

哲学系記事
スポンサーリンク

わりとストイックな人ほど自信が無かったりするものです。

目指すものや自分のあるべき理想が高く、自分を納得させる事が難しいからです。

しかし、それゆえに研鑽を積むからメキメキ実力は上がり続ける。

周りから見たら自信が無いのが不思議なくらいですね。

これはストイックな人の面白い特徴だと思っています。

ただ、ストイックな人は自分の人間性にもストイックだったりするんですよ。

スゲー良い奴なのに、イマイチ自分の事を良い奴と思えなかったりするんですよね。

今回は、そんな人達の話です。

自分に対する潔癖

ストイックな人は自分を信じるに足る充分な根拠を持っているものです。

ただ、その自己評価が厳しい。

例えば

「今まで多くの人間を無心で助けてきた」

これは分かりやすく良い奴ですよね。

では

「多くの人間を助けてきたけど、認められたいとか気に入られたいという気持ちがあった」

これはどう思いますか?

私は良い奴だと思うんですよ。

人間なんてそんなもんですし、嫌な奴はそもそも人を助けないか、助けるフリだけしますから。

誰しも、ある程度の人間臭さは許容しているものです。

しかし、ストイックな人はそれだと「自分は良い奴じゃない」と思ったりするんですよね。

しかも、他人に対しては評価が甘いのに、自分に対してだけやたら厳しくなる。

シンプルに自分への甘さが少ないんだと思います。

他にも分かりやすい例で「嘘をつくこと」があります。

経験上、人は全体的な話の中で3割くらい嘘をつくと私は考えています。

嘘は保身や邪な感情だけでつくものではありません。

円滑に物事を進めるためだったり、場を盛り上げるためだったり、誰かを救うためだったり…やむを得ない嘘ってのもあるんですよ。

ただ、世の中には嘘で人を害する人もいれば、保身や私利私欲のために平然と9割くらいの嘘をつく人もいます。

日常会話がほとんど嘘って人もいて、病的なレベルの嘘つきが世の中には結構いるんですよ。

そういう人達が問題だから「嘘は良くない」と私は言ったりします。

ただ、嘘をつかない人間もいません。

だから、3割の嘘は普通の人間の許容範囲であると考えています。

しかし、ストイックな人は自分がついた3割にも満たない嘘を気にしてしまう。

他人と比べたら十分過ぎるほど正直者なのに、自分を嘘つきみたいに思ってしまう。

自分の人間臭い部分を悪い事のように感じてしまうわけです。

私がブログを書いていて一番懸念しているのはここなんですよ。

スゲー良い人とかスゲー頑張っている人に

「自分は駄目だ」 

と、思って欲しくないですからね。

そもそも、私はストイックな人に死ぬほど甘いんですよ。

そういう人がスゲー好きなのもあるんですが、根本的に厳しくする必要が無いからです。

逆に、必要以上に自分を追い込むからスゲー心配になるし、スゲー甘やかすわけです。

ストイックな人には肯定が必要なんですよね。

「良い奴だな」って人から言われる必要がある。

ただ、根拠が無いと素直に受け取れないという、ややこしい人も多いです(笑) 

ただ単に「良い奴だな」とだけ言われても

「自分はそんな人間じゃない」

みたいに思って落ち込むパターンもある。

「これがこうだから良い奴だな」

って、丁寧に伝える必要もあるわけです。

自己評価を甘くする

人間性に対してストイックだと、必然的にめちゃくちゃ良い奴になったりします。

周りの反応を見ていれば自分が良い奴だなって事も段々と分かってくるでしょう。

それでも、理想が高いと今一つ自信にならないんですよ。

「迷惑にならないかな」

などと、色々と杞憂して躊躇してしまう。

そのため、人に頼ったりする事が苦手な人も多いです。

まあ、仮に人間嫌いな人でも良い奴とは関わりたいものです。

迷惑どころか近寄って来て欲しい人の方が多いんじゃないですかね?

自分が気にしている事があっても、他人は気にしていなかったりします。

ストイックな人なら、自分の人間性に関しては自惚れるくらいで丁度良いんじゃないかなーっと思っています。

あと、自覚していない事が多いんですが、ストイックな人は強烈に責任感が強いんですよ。

だから、一緒に仕事するとスゲー信用出来ます。

ただ、それゆえに努力の概念が壊れて限界を越えやすい。

ストイックな人は何かに対して真剣だし、とにかく困難を乗り越えようとします。

その分、自分が思う責任を果たせないと気にしてしまう。

周りの人に許されても、自分が自分を許せずに落ち込んでしまう。

ただまあ、どーにもならない事はどーにもならないんですよ。

諦めない事は大事ですが、不可能をゴリ押す必要はないと思っています。

また、車はガソリンが無くなると動けなくなります。

同じように、人間はストレスや疲労が溜まると動けなくなるんですよ。

その状態で努力したり義務を果たすのは無理です。

その無理をしようとすると、どこかが壊れてしまう。

普段から使う労力は多くても7~8割くらいまでに止めておいて、全力全開は本当に大事な時にだけ発揮出来れば良い。

わりと世の中は、3割の労力で「努力した」5割の労力で「全力全開」ぐらいの人が多いです。

50%の完成度で「責任を果たした」って思う人もいます。

比較する物が中々無いから分かりにくいですけどね。

まあ、要するに…

とんでもないレベルで頑張っているし気を使っているから、もうちょい楽をしても良いんじゃないかなと言う事です。

過小評価、過大評価

ストイックな人は研鑽を当たり前のように積むので、基本的に何らかの能力が突出しているんですよ。

だから、周りからは違う目で見られたりします。

でもそれは「変」だからではなく「特別」だからです。

しかし、自分ではよく分からないものです。

明らかに高いレベルにあるのに「ちょっと出来る」くらいに考えていたりしますからね。

世の中には自分の経歴や能力をスゲー盛って話す人もいるんですよ。

いわゆる「虚飾」という奴ですね。

めちゃくちゃ武術マウントを取ってきて、いざ喧嘩になったらクソザコナメクジみたいな人もいます。

なんかしらんけど、上場企業にいたからフリーメイソンと繋がりがあるとか言い出す人もいますね。

そういう人達の話を真に受けると、世の中はスゲー奴ばっかりだなと思ってしまう。

まあそれも、私みたいなオッサンになると見分けがつくようになります。

…誰が何と言おうと私はオッサンです(笑)

そうじゃなくても、ちゃんと働いて家庭を守ってる人はデカく見えたりしますよね。

私は子供を育ててる人を見て「スゲーな」って思います。

ただ、他人はデカく見えるから自分が大した事ないように思えるものですが…

ストイックな人は他人からも特別にデカく見られているから、違う目で見られるんですよ。

無意識に自分を過小評価して、逆に他人を過大評価してる人が多いです。

だから、もう少し自分の評価を上げても良いんじゃないかなと思っています。

実際、スゲーですしね。

コメント

Copied title and URL