ダークトライアド

哲学系記事
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警察や検事、人事に携わる人、または臨床心理学を学んだ人などは聞いた事がある言葉だと思います。

ダークトライアドとは

●ナルシシズム

●マキャベリアニズム

●サイコパシー

という3つの特性の総称です。

人間には大なり小なりこの傾向があって、これらは悪の特性とされています。

特定の人だけが持つわけではなく全ての人の内面にあるもので、人によって大きく差があります。

特性が強い人ほど社会に重大な損害を与えやすいとされています。

こういうネガティブな話はあんまりしたくないんですが、理解すると悪意の正体が分かりやすくなるので丁度良いと思いました。

悪意の原因のほとんどは相手の内面にあるんですよ。

今回は、少しダークな話なので人によってはショックを受けるかもしれません。

3つの特性

●ナルシシズム

ナルシシズムは歪んだ自己愛です。

リーダーシップなどプラスに働く事もありますが、悪としての特徴が強いと厄介です。

妄想やこじつけで自分を優れた人間だと思い込んだり、他人の挫折や堕落などを見て優越感に浸る。

他人を過小評価して見下したり、明確な理由なく特別扱いされようとしたり、常に自分が優位であろうとします。

恥に弱く、逆ギレや言い訳をして自分の失敗や非を認められず、指摘や指導も恥と感じてしまう。

正当性があろうと無かろうと、自分の自己愛を傷つける相手を非難し、執着するか遠ざける。

健全な自己肯定感ではなく、虚像や妄想によって自分を肯定している感じですね。

特性が強いと、陰謀論など自分を特別な存在であると思い込めるものに傾倒しやすいです。

ナルシシズムの最も分かりやすい特徴が

「自分より優れた人の存在が許せない」

です。

そのため、特性が強い人は攻撃性も高くなりやすいです。

●マキャベリアニズム

道徳感が無く、他人を利用する悪の特性がマキャベリアニズムです。

元々は国益などを優先させる意味の言葉ですが、ここでは個人を優先させる事を指します。

基本的に私利私欲を追求し、情けや優しさ、正義や義侠心などの人間らしい感情を冷笑する。

助け合いや信頼関係を築く事よりも、嘘や詭弁で他人を操る事が正解であると考える。

「他人を騙して利用する自分は賢い」

と、歪んだ自己肯定感を持っていたりしますね。

それによって本人は自分が特別のように感じていたりするんですが…そういう人は結構多いので、わりとよくある勘違いです。

また、弱者を見下す事もマキャベリアニズムの特徴です。

助けるよりも切り捨てる事が正しいと信じてしまう。

私見ですが、この特性は現代人に多く出ていると考えています。

●サイコパシー

サイコパシーの特徴は悪意が強い事です。

反社会行動やスリルを求める衝動性、共感能力の低さなどが特徴です。

万引きの常習や動物虐待などが分かりやすい例だと思います。

欲しい物を手にいれたり自分が楽しむためには手段を選ばず、道徳や法律も無視する傾向があります。

欲望に忠実で他者を物のように扱う。

自分の欲求を満たすためならば手段を選ばないのがサイコパシーという特性です。

誰もが内に持つ

上記の説明を読んだ人は「自分は嫌な奴かもしれない」と、不安になったかもしれません。

何度も言いますがダークトライアドは強弱があるだけで全ての人が持つ特性です。

上記の性質は自分だけが持つわけではありません。

ダークトライアドそのものを否定する事は、人間という生物を否定するようなものです。

人には正義感や優しさ、義理難さや恩に報いるなどの善良な特性もあります。

正の特性と負の特性を合わせ持つから人の心理は複雑になるもので、人は清濁合わせて人間というわけです。

ダークとつくからと言って反社会組織の人間ほど特性が強い…というわけではありません。

組織や法律的な善悪ではなく、人の内なる心理にある善悪の特性です。

怖い人達の世界では漢気を求められますから、むしろ一般社会の方が特性が強い人が多いかもしれません。

映画の「アウトレイジ」みたいな極端さだと、組織として成り立たないですからね(笑)

ナルシシズムやサイコパシーは遺伝も関係しているそうですが、基本的には人生経験が影響すると考えられています。

ただ、バッサリ切ってしまうんですが…

どの特性も短絡的な利益を求めて長期的な信用を失うもです。

善の価値観は辿り着きにくく、悪の価値観には容易に染まりやすい。

ゆえに善に近づく事が人間性を育てるという事です。

長期的に考えると善は自分の利となり、悪は自分の害となるので、個人的には善の方が良いと考えています。

それに、ダークトライアドが高いと負の感情がジェットコースターになるから、生きる事がシンプルに疲れるんですよ。

ただ、元々悪の特性が強かった私は悪の特性を理解出来ますが、悪の特性が強い人には今の私の心理が理解出来ない。

ダークトライアドの特性が強い人に、善良であろうとする必要性を伝える事は困難です。

また、フィクション等における誇張表現の影響で、論理的・合理的で冷静な人は「サイコパス」と言われやすいです。

まあ、大抵は冗談半分ですけどね(笑)

実際のサイコパスはダークトライアドの特性が非常に強い人なので、むしろサイコパスとは言われにくい。

普段の人には見抜けないぐらい擬態が上手いので、サイコパスと言われる事がまず無いからです。

知能の高さは関係なく、ダークトライアドの高さがサイコパスの特徴です。

まあ、私からすればサイコパスってアホなんですよ。

すぐにバレる嘘を連発するし、見栄を守るために非合理的な行動ばかりするし、欲望を抑えられない。

努力をして勝ち取るのではなく、他人から騙し取ろうとする。

衝動的かつ無責任で、他人に取り入り、他人を道具のように利用する。

立場を固めると優越感のために他人を陥れようとする。

こういった行動を極端に行います。

基本的に集団の害となるので、私が死ぬほど敵対してきた人種でもあります。

打倒する事は難しくないですが、スゲー恨みを買うから関わらない方が無難です。

余談ですが、私が出会ってきたサイコパスは不思議な事に一人残らず破滅しています。

人間性の成長と共に無くなっていく

悪の心理と聞けばカッコ良さげですが、細かく見るとめちゃくちゃダセー部分である事が分かります。

だから、悪意を自分の中だけで処理出来るのも大人の資質なのかなと考えています。

ダークトライアドの特性が強いほど他者を害するようになる。

私は一生懸命に頑張る人が心無い事を言われて、落ち込む姿を見るのが嫌なんですよね。

そういう人達には、前向きに明るく頑張っていて欲しいから何とかしたいと思う。

しかし、人とダークトライアドは切り離せないから、多くの人の人間性を育てていく必要がある。

全ての人がそうとは言い切れませんが、人間性を育てていくとダークトライアドは弱くなります。

実際、私がそうでしたからね。

ただ、ダークトライアドの特性が強い人は悪の価値観が正しいと信じてしまっているんですよ。

それによって歪んだ自己肯定感を得ているので、悪の特性からはなかなか抜けられない。

人間や社会を汚いものと考えているので

「人間はクソだ、誰かのために頑張ったところで利用されるだけ」

「社会はクソだ、こんな社会では自分の事だけ考えていた方が得だ」

と考えて、自分のためにも他者のためにも頑張ることが出来ない。

まあ、視野狭窄に陥ってるだけなんですが、悪の価値観を信じている人にはそれが分からないものです。

闇が深い人だと自分を助けようとしている人にすら悪意を抱き、陥れようとします。

私も助けた人間に裏切られる事が多かったので、闇が深くなりすぎた人間は基本的に救えないと考えています。

善の価値観を信じるには、信じるに足る善人を目の当たりにしないと難しいでしょう。

手遅れになる前に善人と出会えるかが命運を分けます。

「この人スゲー好きだわ、応援したいな」

と、思える人が1人でもいれば世の中は違って見えるし、自分も頑張ろうと思えるものです。

しかし、ダークトライアドが高くなり過ぎると人の持つ良さが分からなくなるので、それも出来なくなってしまいます。

また、私は人と話す事を大事にしています。

誰かとクソくだらない話を楽しくするだけでも、ダークトライアドは下がっていくものです。

人と会う、人と話す事はメンタルの安定に欠かせない事なんですよ。

最後に、ダークトライアドを計るテストがあったので紹介します。

画像1

こんな感じで簡易的に自分のダークトライアドを知る事が出来ます。

まあ、設問も単純かつ少ないので正確とは言えないから参考程度ですね。

ただ、結果を見ると他人と自分が違うという事がなんとなく分かると思います。

正か負かで世の中の見え方も変わりますからね。

まあ、悪い結果が出ても成長していけば良いだけです。

私も若い頃にやっていたら凄惨な結果になっていたと思います。

仮に今、ダークトライアドの特性が高かったとしても、大事なのは自分が善の方向に向かっているかどうかです。

リンクは張りません、人によって激しく動揺するものなので自己責任で

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