戦闘態勢のマインド

哲学系記事
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ディベートや口論、武道や格闘技、スポーツ競技やゲーム、あるいはシンプルに喧嘩などなど、人と戦う事は色々な形であるものです。

大抵の人は戦う手段を重視します。

まあそれは当然なんですが、精神的な部分を軽視すると上手くパフォーマンスを発揮出来ません。

精神は行動に影響します。

どんなタフガイでも恐怖で震えていたら戦えない。

今回は、戦う前の心の準備の話です。

戦いの気持ちを作る

わりと軽視されがちな事なんですが、戦いの前の段階で気持ちを作っていく事がスゲー重要です。

戦いに望むに当たって…

「勝ちたい」

という気持ちは執念に変わり、

「負けたくない」

という気持ちは恐怖に変わります。

「勝ちたい」は何かを得ようとする気持ちで、「負けたくない」は何かを失いたくないという気持ちだからです。

人は両方を持ち合わせるもので、戦いに必要なのは「勝ちたい」という気持ちです。

何かを得ようとした時、人は自然と得るための努力をします。

例えば…今は買えないけどスゲー欲しい物があった時、値段を見たりレビューを見たりと色々調べると思います。

そして、全然お金が無くて買えないとしても何とか手に入らないかと考える。

「勝ちたい」と強く思った時、同じ状況になるんですよ。

勝つための情報を集め、勝つための努力をし、勝つためにしがみつく。

経験上、この執念が強い相手は手強いです。

一方で、恐怖を抱いてしまうと人は消極的になります。

恐怖にかられた努力は義務的になり、経験値が少なくなる。

恐怖を煽る情報を遮断しがちになる。

固くなり、柔軟さを失ってしまう。

上手く実力を発揮出来なくなってしまうわけです。

そのため、戦いの前に「勝ちたい」という気持ちをどれだけ作れるかがポイントになっています。

気持ちを作る上で最も大切なのは、勝利の価値を知る事です。

その勝利によって得られるものが何かを考える。

私が悪人や外道と喧嘩する時は、そいつらの害が無い環境を求めて戦います。

他には、勝利によって得られる自信ですね。

何らかの競技を行う人も同様に、勝利によって勝ち取りたいものを持っていたりします。

そして、それに価値があるほど執念を持っているから強い。

昔、日本拳法の個人戦で…一度も負けた事が無い後輩に負けた事がありました。

その時そいつは

「三勝したら良い感じになってる女の子に告白する」

という目標を持っていて、別人とも思える気迫と圧力で私が押し負けました。

執念があると苦しさも恐怖も感じなくなり、勝利に拘ります。

何度突き放しても、一切の躊躇なく懐に潜り込んで胴突きを打つ。

あの時の後輩は勢いが止まらず、本当に強かったです。

まあ、フラれたらしいですが(笑)

勝ちに拘る強い理由がある…それがスゲー大事です。

また、「勝ちたい」という気持ちから勝利を重ねる事によって強者の風格を纏います。

勝利へ費やした執念、倒した相手の数、重ねてきた勝利の数によって戦いになった時

「は?俺が勝つに決まってんだろ」

というマインドが当たり前になる。

この段階までになると戦いそのものが楽しくなり、良い意味での傲慢さによって負ける事など考えなくなる。

気持ちの準備も必要なくなり、突発的な戦いにも強くなる。

そして、勝つ事しか考えていないから心に隙がない。

強者の風格がある人間と戦う時は、覚悟が必要です。

挑戦者になる

失うものがあるほど「勝ちたい」よりも「負けたくない」という気持ちが強くなります。

例えば、格闘技のチャンピオンはベルトを失うから挑戦者よりも受けるプレッシャーが強くなります。

逆に、挑戦者はベルトという栄光があるから「勝ちたい」という気持ちが強くなる。

同等の条件で戦った時、失うものがある人間の方が弱くなりやすいです。

だから、気持ちを挑戦者に寄せていく必要があります。

一番良いのは、失うものより得るものに目を向ける事です。

ただ…これは難しく、失うものへの恐怖を上回る勝利の価値が必要です。

「失う」ではなく今あるものを守る事に強く価値を感じていれば、それまた恐怖を上回ります。

他の手段としては、全て失ったと考える事があります。

例えば、兵士は自分の命というスゲー失いたくないものを賭けています。

肝が座った兵士は「自分は死んだ」と考えていたりするそうです。

だから、戦いに勝って生き返るために「勝ちたい」わけです。

兵士じゃなくても同じようなマインドを持ってる奴はいるもので…

そういう奴は非常に厄介です。

気持ち的には

「勝つか、相討ちか」

の二択なんですよ。

もうほんとスゲー怖い。

失いたくないものを心の中で捨てて、それを勝ち取るために戦う。

これが出来る奴は強いです。

意識の遮断

どんなに準備を整えても緊張する時は緊張するし、怖い時は怖い。

色々な雑念も浮かんできます。

敗北を意識すると余計な事を考えてしまいがちです。

ただ、戦ってきた経験が多い人ほど常勝が無い事を知っています。

私も数多くの敗北を味わってきました。

人生で勝ち続けて来た人でも、それは余裕の勝利ではなくギリギリの戦いを繰り返しているものです。

敗北は必ず身近にある。

確実に拾えるのが敗北で、死ぬほど手を伸ばしても届かない事もあるのが勝利です。

だから、敗北の事を考えても無駄なんですよ。

今、向き合っている戦いに勝利する事だけを考えるように思考を遮断する必要があります。

人が戦う時は敗北のショックが大きくならないように、あらかじめネガティブに考えやすいです。

勝利を期待するほど敗北した時に打ちのめされるからです。

しかし、パフォーマンスを発揮したいのは戦いの後ではなく戦いの最中ですよね。

だから、全力で勝利を期待して敗北した時は盛大にショックを受けた方が良い。

敗北から学べるものも増えますしね。

目の前の戦いと勝利によって得られるものの事だけを意識的に考えるようにするわけです。

思考は意識的に繰り返す事で常態化します。

例えば、意識してポジティブに考える事を続けるとポジティブな思考になる。

効果が出るまでに時間もかかるし半信半疑でやめてしまう人も多いですが、実際にそうなります。

だから、戦いに関してもポジティブに考えると余計な思考を遮断出来ます。

また、私の場合は「過集中」という自分が持つ特性を利用しています。

周りの声も届かなくなるほど過剰に集中してしまうという特性ですね。

若い頃は特性に振り回されて苦労しましたが、今ではコントロール出来るようになりました。

私にとって、これを意識的に引き出す方法が

「北欧神話の狂戦士と自分を重ねる」

なんですよ。

バカっぽいですけど極めて効果があります(笑)

後先も周りの影響も関係なく、目の前の戦いを制する事だけを考えられるようになる。

何らかの特性を持つ人は、特性を利用してしまうのも手です。

前述した方法以外にも私の知らない方法もあるでしょう。

自分なりの方法を探して下さい。

いかにして戦闘態勢を作るか、これは極めて重要な部分です。

そして、それを作り始めるのに一番適しているタイミングは…

至らなかった事を鮮明に覚えている、敗北を味わった時なんですよ。

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