考え方が違う事で生まれる問題

哲学系記事
スポンサーリンク

人はそれぞれ考え方が違います。

これは当たり前の事なんですが、普段はなかなか意識出来ないものです。

考え方が違うのは良いとしても、それを心に留めておかないと問題になったりする。

さらに、自分の価値観を絶対だと考えてしまうと世の中は生きづらくなります。

今回は、そんな考え方の違いの話です。

平等

例えば、二人の子供がお手伝いをしてくれたから二人にお小遣いを渡すとします。

二人分合わせて200円を用意しました。

普通ならここで1人1人に100円ずつ渡すでしょう。

それが平等だという価値観が広く浸透しているからです。

ただ、二人が同じ量の作業をしていなかった場合は不平等になります。

1人がスゲー頑張っていて、1人がサボりながら作業していた場合、同じ金額では不平等ですからね。

共産主義的に考えると同じ金額を渡すのが平等で、資本主義的に考えると頑張った方に多く渡す方が平等なんですよ。

まあ、小さい子供はそこまで難しく考えないから良いとして、大人になると話が違ってきます。

金額を平等に渡すと頑張った方が不満を持ち、金額に差をつけると頑張らなかった方が不満を持ってしまう。

この問題が社会レベルで起きているんですよね。

人は自分に都合良く考えてしまいがちです。

「頑張った自分が多く貰えないのはおかしい」

「自分も働いたのに自分だけ少ないのはおかしい」

という思考になっていく。

また、評価基準を明確にしていないと頑張る人の不満が多くなります。

時給制のバイトだと、頑張った人もサボっていた人も同じ時間働けば同じ金額が貰えます。

時間だけで見れば二人の仕事に差はありませんからね。

頑張った人には昇格や昇給みたいに待遇を良くしていかないと、嫌気がさしてサボり始めるか辞めてしまう。

しかし、ただ頑張った人の待遇を良くするだけだと、頑張らなかった人が不満を持ちます。

理由となる評価基準を明確にしていないと、頑張らなかった人の不満を抑える事も出来なくなるわけです。

この問題の根本となるのは「平等」という価値観の違いなんですよ。

日本は共産主義的な価値観が強いので、多くの人が同じ待遇である事を平等だと考えます。

しかし、ビジネスや競争の世界で生きてきた人は、成果によって待遇が良くなる事を平等だと考えるものです。

日本は価値観が共産主義で社会構造が資本主義という歪な社会なので、この価値観の違いによる問題が頻繁に起きてしまう。

発展を目指す組織は「頑張る人」にいて欲しいから、採用では考え方を重視して見るし、頑張る人が不満を抱かないように制度を整えます。

逆に、人手不足で入るのが簡単な組織は「頑張らない人」の割合が多くなるから、頑張らない人が不満を持たないように制度を整えていく。

自分の価値観と業界や組織の価値観が合うかどうかはスゲー大切で、ここを失敗するとめちゃくちゃストレスが溜まります。

自分の生活を向上させたいなら考え方を資本主義に寄せる必要があります。

ただ、その生き方をするならスゲー頑張る必要がある。

逆に、頑張りたくないなら、不満があっても多くを望まずに生きていくしかない。

現実は資本主義ですからね。

想像力と理解力

想像力、理解力、価値観の広さは人によってスゲー差があるものですが、これは数値として表せないので把握する事は難しいです。

自分と差がある相手と接するほどコミュニケーションのズレが生じます。

例えば、Aというタスクがあって、Bというタスクを終わらせないとAを実行する事が出来ないとします。

「Aに取りかかってくれ」

という指示は、必然的にBも終わらせてくれという事です。

しかし…

「AをやろうとしたけどBが終わっていなかったので出来ませんでした」

と報告する人が一定数います。

想像力や理解力のある人は、Aのタスクに取りかかるために必要な事は何かを真っ先に考えます。

だから、自然とBを終わらせる事を考える。

一方で、想像力や理解力が無い人の場合は「Aに取りかかってくれ」という指示を言葉通りに受けとってしまう。

だから、まずAに取りかかってから「Bが終わっていないから出来ない」と報告します。

まあ、この例で自然とBを終わらせようとする人は一般的に「優秀」と捉えられる部類なので…

どっちかというと言葉通りに捉えてしまう人の方が多いです。

指示を出す場合や話をする場合、想像力や理解力がある人の方が楽なんですよ。

だから、想像力や理解力がある人に合わせてしまいがちです。

しかし、それだと伝わらない人の方が多いです。

だから細かく伝える必要があるのですが…それをやると今度は話が分かる人がストレスを抱えます。

一定の伝え方をしていると問題が発生するので、相手がどこまで理解出来るかを探り探り話していく必要があるわけです。

で、こうなってしまう原因には価値観の違いもあります。

マニュアルがしっかり決まっている世界で生きてきた人は、想像力や理解力があっても言葉通りに動いてしまいがちです。

逆に、想像力や理解力が無くても柔軟な思考が求められる世界で生きてきた人は、想像する癖がついていたりします。

で、これは冗談にも表れる事が多いです。

例えば、自衛隊だと暴言を吐きあって喧嘩してみせる冗談があります。

これを冗談と理解出来ずに本気で喧嘩していると捉えてしまう人もいるんですよ。

これは冗談を言っている人の人間性や関係性にまで想像が至らない事や、暴言を吐きあうという価値観に染まっていない事が原因です。

私も同期とは

「お前だけなにカロリー高いもん食ってんだよ、自分以外は氷河期で死ねってか?ああん!?」

みたいに理不尽な難癖をつける冗談をよくやっていたんですが、それが理解出来ずに本気で叱ってくる上司もいました。

先を読む癖と物事の構造を理解する癖をつけないと想像力や理解力は上がっていかないし、人や文化への興味を持たないと価値観は広くなりません。

この能力の差によるすれ違いは、あちこちでよく目にするものです。

ポジティブとネガティブ

価値観の違いで最も分かりやすいのがポジティブとネガティブです。

度合いにもよりますが…ポジティブだと良い方に、ネガティブだと悪い方に物事を捉えがちです。

例えば

「楽しそうだね」

と言われた時。

ポジティブな人だと「誉められた」と感じますが、ネガティブな人だと「嫌味を言われた」と感じます。

同じ内容でも、受け取り方が全然違うわけです。

ポジティブな人は言葉の裏を読んだりもしますが、基本的には言葉をそのまま受け取ります。

ネガティブな人は言葉の裏を読む癖がついている事が多いので、人によっては言葉の裏の裏の裏の裏ぐらいまで読んだりします。

実は、人の言葉の裏を読む事は精度が低くてあんまりアテにならないです。

大抵の人は細かい事を考えずに感じたまま発言するし、細かい事を考える人は伝わりやすさを重視するから含みを持たせません。

何か言葉と違う目的がある時は裏の意味を持つ言葉を使ったりしますが、そこまで複雑ではないです。

めちゃくちゃ頭の良い人でもない限り、裏の裏みたいにテクニカルな意味の持たせ方は出来ませんしね。

しかし、不安を根拠にして確信を持ってしまう。

だから、ネガティブになっている人は結構な割合で勘違いをしていたりするんですよね。

私は自分の記事に含みを持たせないので、ストレートに書いているつもりなんですが…

なぜか裏の意味があると思われる事も多いです。

だから、記事の内容に関する質問はわりと答えているので、聞きたい事があればDMでどうぞ。

ちょっと脱線しましたが、ネガティブな思考は現実離れしていくんですよ。

ネガティブな思考は、その場ではなく後々になって考えた時に起きやすい。

何度も考える内に記憶が変化してしまうからです。

なので、当事者同士で話してみたら誤解が解けるパターンが多いです。

まあ、ポジティブはポジティブで勘違いする事も多いんですよ。

ただ、ポジティブな勘違いはプラスになる事が多いし、現実の方が変わる事もあります。

事実を正確に見極めるのはスゲー難しいので、どっちかというとポジティブでいた方が楽なんですよ。

ただ、人によってはポジティブに拘り過ぎても苦しくなるので、ネガティブとのバランスが大事です。

心の持ち方一つでプラスにもマイナスにもなるわけです。

コメント

Copied title and URL