不安と戦う

哲学系記事
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ネガティブに物事を考えてしまう根底には不安が存在します。

不安は対処法を知らないと大きくなっていき、萎縮してしまったり変な方向に考えてしまいがちです。

対処法は実にシンプルです。

しかし、その簡単な事を案外やらないものです。

不安は積極的に解消していった方が良い。

今回は、そんな感じの話です。

不安の目的

色々な本や記事や論文を読んで共通している事は、不安を消す方法は「行動」だという事です。

人は不安を感じた時

「闘争か、逃走か」

のどちらかを選んで行動するまで不安が続きます。

不安は警戒と行動を促す感情なんですよ。

不安になった時に一番やってはいけない事は、ネガティブな方向に考え込む事です。

例えば、ホラー映画を見た後では幽霊を警戒してしまい、普段通りに出来なくなります。

これと同じ事が起きてしまうからです。

不安な時ほど考える必要があると思い込みがちですが、そういう時は考えてもロクな答えが出てきません。

猜疑心によって穿った見方をしてしまうだけです。

考えるべき問題があるなら、不安な時ではなく冷静な時に考えるべきです。

昔、寝坊してバイトに遅刻しそうになった時。

どうするかを考えていたら、怒られないためにバックレる事ばかり思いつきました。

ただ、間に合うかもしれないから全力疾走で向かっていたら、徐々にどうでも良くなってきて…

結局5分遅刻したわけですが、冷静に謝って普通に注意されただけで終わりました。

この場合、バックレるのは最悪な終わり方ですよね。

実際の所は、普通に謝れば大した問題ではありませんでした。

不安を抱いた時、行動前に考え過ぎると悪い方向に行ってしまうんですよ。

行動を起こすと不安は消えていくものです。

なんでネガティブになっていたのか分からないほど冷静になります。

不安の目的は警戒と行動を促す事です。

警戒心が自分を考え込むように仕向けますが、不安解消のトリガーは行動です。

考え込みたい気持ちに抗って行動してしまうのが、最もシンプルで効果のある解決策なんですよ。

どうしても考えてしまう場合は、最悪のパターンだけでなく最高のパターンも考えると不安のバランスが取れたりします。

運動する

不安を抱えている事でも、その行動をすぐに行えない場合もあります。

そんな時にオススメなのが運動です。

昔、うつ病の人に筋トレを教えた事がありました。

その人は結構重い症状で、体を動かすのが困難な状態から始まりました。

うつ病は重くなると、動きたくても動けなくなるんですよね。

最初の方は、迎えに行くと横になっていて動けない状態でした。

私がバッグに着替えを詰めて「準備が出来ましたよ」と声をかける。

すると、その人は床を這うように玄関に向かって進みますが、途中で力尽きたようにぐったりする。

そのまま動けない辛さで泣き出したりもします。

頭を床に打ち付けて悔しそうに唸りもする。

それでもジムに行こうとするので、私は何も言わずにじっと待ちます。

出かけるまで3時間くらいかかる事もありました。

市営ジムにつくと、今度は車から降りられない。

30分くらいかかって、ようやく車から降りる事が出来ます。

ジムに入ってからは、ゆっくりですが止まる事なく着替えを済ませる。

筋トレも始めてしまえば問題なく、一時間くらい集中して行います。

で、終わった後はスッキリするらしく、寝るまでは普通に行動する事が出来るし、雰囲気も明るくなる。

しかし、翌日に起床した時は元に戻る…の繰り返しです。

うつ病の人がなんでそこまで筋トレをしようとするのかというと、不安だからなんですよ。

今の状態がずっと続くのではないかという不安に押し潰されそうになる。

しかし、筋トレをした後はスッキリして不安が無くなり、体も動けるようになる。

だから、行きたがるわけです。

最初の方こそ酷い状態だったものの、徐々に回復していって最終的には1人でジムに行けるようになりました。

今はスゲー元気らしいです。

運動はシンプルに気持ちが晴れるので、運動する習慣があると不安を感じにくくなります。

運動は不安を消す努力でもあるわけです。

不安の正体を探るためのアウトプット

話したり文章を書いたりする時は、考えをまとめるものです。

そのまとめ作業をすると不安の原因が分かってきます。

不安に陥る人の多くは、自分が何に対して不安を感じているのかがハッキリと分かっていなかったりします。

人は正体の分からないものに不安を感じます。

不安に対する不安で余計に不安になり、不安定な状態に陥ってしまうわけです。

考えるのが苦手な人は、誰かと話しながら不安の正体を探っていく方が良いです。

相手に意見を貰う事で効率良く見つけていく事が出来ます。

考える癖がある人は文章を書くと良いですね。

ブログを書くみたいに今思っている事を書いていくと、不安の正体が見えてきます。

例えば、マラソン大会が不安だとします。

なんでマラソン大会が不安なのかが分からない。

別に勝ちたいわけでもないし、最下位になっても良い。

なら、勝ち負けじゃない事が不安なんだ。

というと、走る事が不安なのかもしれない。

しかし、なんで走る事が不安なんだ?

息が苦しくなるからか?

いや、息が苦しい事を不安だとは感じない。

でも、苦しくても立ち止まれないのは嫌だな。

ああ、じゃあ苦しくても立ち止まれなくなるのが不安なんだな。

…という感じで不安の正体が分かってきます。

正体が分かれば

「苦しくならないように最初はペースを落として走ろう」

みたいに、冷静に対策を立てる事が出来ます。

これが「マラソン大会が不安」という漠然としたままの不安だと

「行きたくない、バックレようかな」

と、ネガティブに考えてしまう。

不安の正体を探っていって対策を立てると安心するんですよ。

不安を感じたら、その正体を探るためにアウトプットするのもオススメです。

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