プロだから通じる

哲学系記事
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プロと素人を分ける物は何か?

私は「実践と研鑽」であると考えています。

世の中にはプロの知識やテクニックといった情報が溢れています。

だから、インスタントにプロになろうとする人もいれば、知識だけでプロになった気の人もいる。

しかし、実践と研鑽の無いそれは素人でしかなく、厳しい言い方をすれば「意識高い系」です。

プロは経験から来るプロの考え方をします。

世の中で通じるのは、土俵に上がって戦うプロです。

そして、インスタントにプロになる事は出来ない。

今回はそんな話です。

信用

私が仕事をする上で最も重要視する物が「信用」です。

基本的に信用が無ければ仕事はやって来ないからです。

例えば、会社が仕事を任せる時。

会社は大切な仕事であるほど「しっかりと仕事をする人」を基準に考えます。

仕事を任せた人がテキトーだと会社が信用を失うからです。

内部の人間ならまだしも、フリーランスや下請けに流す時はもっと慎重になります。

事業者として信用出来るかどうかを判断しなければならないからです。

事業者としての信用とは

「受けた仕事を確実に完遂するか」

です。

例えば、私がどこかの会社から身辺警護の依頼を受ける時、どんな内容であっても手を抜きません。

私がヘマをした場合、私に仕事を振った会社や私を仲介した人の信用まで傷つけるからです。

多分、笑って許してくれるかもしれませんが、仕事を振られる事は二度と無いでしょう。

事業者としての関係と個人的な関係は別物なんですよ。

普通の人間関係なら大抵の事は何とかなるものです。

しかし、事業者としての関係はシビアでドライです。

それが知り合いや友人であろうと、仕事ぶりを信用出来ない人間に依頼する事はありません。

ビジネスの世界はとにかく厳しい。

フリーランスになる人や事業を始める人は、この辺を甘く見ている人が多いんですよ。

目の前の仕事一つ一つに真摯になれない者にビジネスは出来ない。

受けた仕事は求められる完成度を持って完遂する。

その繰り返しで信用は少しずつ築かれます。

反面、いい加減な仕事をすると信用は一瞬で無くなります。

口八丁や手八丁でインスタントに信用を得る事は出来ません。

本当に考え抜いた人の世界観は真似出来ないからです。

信用は実績と取り組む姿勢でしか得られないからです。

自分が客側の目線で考えると

「仕事を完遂するのは当たり前」

ですが、自分が仕事をする時は

「見られてないからテキトーで良い」

「上手く言って誤魔化そう」

と、考えてしまう人も多い。

そして…わりと雰囲気でバレます。

これを事業者としてやってしまうと信用は無くなり、いずれは誰からも相手にされなくなってしまう。

信用を失う行動をした時、クライアントは親切に教えてくれません。

「ああ、こいつダメだわ」と心の中で思われて、切られるだけです。

そうならないために信用を追求する必要がある。

仕事をする上で信用ほど大事な物はなく、それは手に入りにくく失いやすいものです。

だからこそビジネスの世界に身を置く人は自分の頭で考え続ける。

信用を得るためにはどうすべきか。

信用を失わないためにはどうすべきか。

信用の大切さを知る人は行動や姿勢に表れるもので、それを見た時はどんな仕事でも「プロだな」と思います。

知識やテクニック

「知識やテクニックさえあれば良い」

こう考える人は本当に多いです。

例えば、軍隊関連。

サバゲーのテクニックさえあれば兵士として戦えると思う人が一定数います。

しかし、実際の兵士としての行動は全然別物です。

3日3晩ろくに睡眠を取らない状態で動けるか?

朝からろくに飯も食わずに激しく動き続けられるか?

途中でアバラ骨が折れても続けられるか?

豪雨の中で38度の熱が出てても動けるか?

しっかりと訓練してきた人間なら出来るんですよ。

兵士の骨幹は体力と精神力から来る耐久性にある。

私は自衛官や軍隊経験者を「頑丈な連中」と呼ぶ事がありますが、それは訓練を重ねた人間の頑丈さは別格だからです。

まあ、そうじゃなきゃ作戦行動に耐えられないですしね。

だから、彼らに慣れていると普通の人がスゲー脆く感じます。

ベストコンディションで始まるサバゲーと違って、ベストコンディションである事が珍しいのが作戦行動なんですよ。

ベストコンディションで動くのは誰でも出来る。

クソ疲弊した状態でも同じ事が出来るのが兵士です。

誤解の無いように言っておくと、私はサバゲーマーには良い人が多いから普通に好感を持っています。

ただ、どんなに知識やテクニックがあっても、基本的な訓練をしていないと兵士にはなれないという話です。

まあ、これに限らず…

実践より先に知識やテクニックを身につけた人は、その物事を侮るんですよ。

心理学の知識を得れば人を操れると思い、

ジャブやストレートの打ち方を覚えればボクサーになれると思い、

スゲー人の本を読めば一流の人間になれると考える。

まあ、そんなわけは無いんですよね。

実践する中で磨かれる感覚、研鑽によって積み重ねられる基礎は一朝一夕では手に入らない。

それらが無ければ…どこまで行っても素人です。

さらに、得たものを自分で考えて工夫していかないと劣化コピーにしかならない。

「tiktokではダンス動画がバズりやすい」

これを知って素人が真似しても、まずバズる事は無いでしょう。

ダンスのクオリティ、背景や楽曲のセンス、キャラクター性、独自性、タレント性、構成力、プロモーション戦略、人気なジャンルの傾向などなど…

バズるために必要な要素は山ほどあり、それらは簡単に手に入るものではありません。

素人が先人を真似しただけの二番煎じ、三番煎じでは相手にもされないでしょう。

知識やテクニックにばかり頼る事は、インスタントなんですよ。

それだけで通じるほど世の中は甘くないです。

日々の実践と研鑽が価値を持つ

格闘家が強いのは知識やテクニックだけでなく、日々の厳しい練習で身に付いた感覚、体力、技の精度、苦痛への耐性があるからです。

歌手がステージで上手く歌えるのは、やはり日々の厳しい練習で磨いた歌唱力と感覚、プレッシャーの中で歌い切る体力と精神力、実践を繰り返した自信、度胸があるからです。

プロと素人を分けるのは知識やテクニックではなく、実践と研鑽です。

それらは簡単な事ではなく、相当な覚悟がないと続けられません。

やっている事を見ていると当たり前みたいに思えますが、実際はレベルが高い。

それが当たり前に見えるのはスゲー事なんですよ。

ゆえに私はプロに対して敬意を払います。

どんなジャンルであってもプロと素人は存在していて、プロに至るまでには厳しい道のりがある。

知識やテクニックを得ただけではプロになれない。

インスタントになれるプロなんて存在しないんですよ。

素人は自分が何も知らない事を知らない。

知らないから侮る。

侮るからシンプルで簡単だと考える。

自分が何も知らない事を知る事を「無知の知」と言います。

無知の知を得て初めて素人から先へ進む事が出来る。

プロと素人の隔たりを知る事が最初の一歩になるわけです。

これを実践せずに学ぶ事は難しい。

私は様々な実践と研鑽を経ているから知っているだけです。

その経験が無ければ、やはり知らない物事を侮るでしょう。

嫌な事や苦しい事、面倒臭い事や難しい事を乗り越えていくからプロは価値を持つ。

テキトーに見える成功者も、水面下では必死にバタ足をしているものです。

テキトーな人と、テキトーに見える人の実力は天と地ほど違う。

その他はテキトーでも、自分の生業に対して真剣なのがプロです。

インスタントではなく実践と研鑽を積む。

そうして世の中で通じる人間になっていくんですよ。

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