「見栄え」と「稼げる事」は別

哲学系記事
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当たり前に思える事ですが、勘違いをしている人も多いのが今回の話です。

本文でも触れますが、世の中で高収入を得ている人は圧倒的に会社員が多いです。

テレビに出演している芸能人よりもテレビ局の人の方が高収入だったりもします。

名声があると「スゲー稼いでいる」と勘違いしやすいですが、現実には「見栄え」と「稼げる事」は別です。

今回は、そんな感じの話です。

高収入の人達

世の中で金を稼いでいるのはどんな人達か?

芸能人、有名な社長、youtuber、インフルエンサー、スポーツ選手などを想像する人が多いと思います。

確かに、その中のごく一部の人は稼いでいるでしょう。

しかし、年収1000万を越えるような人のほとんどは「会社員」です。

言ってしまえば良い大学に行って、良い会社に入った人達です。

そして、2000万、3000万と稼ぐのは、その中で計画的にキャリアやスキルを積んでいった人達です。

会社員以外で高収入を得ているのは一部の例外なんですよ。

例えば、「慶応大学出身」というキャリアはスゲー強いです。

入った会社次第では30歳で年収1000万を越え、どんなに無能でも50歳で年収1500万に到達します。

人間関係や精神疾患などのトラブルが無ければですが。

もちろん、卒業大学とその人の能力はイコールではありません。

しかし、社会には「学閥」という現実があって、出身大学によって出世コースが決まります。

誰がどんなに不愉快だろうが、現実は現実です。

で、夢のある職業の代表格であるyoutuberですが、稼げる人はごく一部です。

チャンネル登録者数10万人を越える人でも、ギリギリ生活出来るレベルだったりするそうです。

さらに、会社員と違って活動費用がかかります。

会社が負担する会社員と違って、活動に必要な費用は自分で出す必要がありますからね。

高収入を得たいなら、真面目に勉強して受験と就職活動を死ぬほど頑張るのが鉄板なわけです。

基本的に見栄えの良い仕事は、活動そのものに楽しさを見いだせていないとキツイです。

名声などの「見栄え」が良いと、金を稼いでいると勘違いをする人も多いです。

しかし、金を稼げるという事は別なんですよ。

芸能人でも一回の番組出演料はピンキリで、ごく一部の高い人なら数十万もいくそうですが、新人なんかだと数千円の人もいるそうです。

テレビ業界でも金を稼いでいるのは、誰も顔を知らないテレビ局側の人なんですよね。

つまり会社員です。

有名な人達の一部には、確かにスゲー稼いでいる人もいます。

ただ、会社員も一部の人はえげつない額を稼いでいます。

表に出てこないから分かりにくいんですよね。

また、投資や起業に夢を見てる人も多いです。

どちらも見栄えが良いからやりたがる人も多いです。

しかし、投資の利益は世界最高峰のトレーダーでも年間通しで20%ほどです。

1年で稼げる金額は元本10万なら2万、元本1000万なら200万ですね。

要するに、投資で儲かるかどうかは元から持ってる資産に大きく左右される。

元手を倍以上にしたりするというのは、基本的にギャンブルなんですよ。

なぜか10万円を1000万円に出来ると勘違いしている人が多いですね。

起業に関しても変な勘違いが多いんですが、まず必要なのは普通に会社員として働く事が出来る能力です。

それに加えて経営、管理、経理、営業などの能力が必要で、それらは会社員としての能力の延長線上にあります。

難易度が高いだけで、やる事は会社員と変わらないんですよ。

起業をすれば自分の裁量で仕事が出来ますが、それは世の中の理に合わせた上でやり方を選べるというだけです。

好き勝手にやれば誰からも相手にされなくなって簡単に潰れます。

だから、起業をすると会社員以上にやりたい事を我慢して、やりたくない事をやる必要がある。

会社員以上に休みなく働いて、会社員より遥かに重い責任と覚悟を背負う必要がある。

それでも多くの事業は上手くいっても中小企業止まりで、吸収や合併を除けば普通に潰れます。

それらを踏まえた上で、さらに大きな目標のためにやるんですよ。

楽がしたい、名声が欲しい、自由が欲しいという人には向かないんですよね。

難しい事に挑戦するのが好きな人や強い信念を持つ人じゃないと、基本的には続けられない。

夢も希望も無い話ですが、これが現実です。

環境に合わせる

私の自衛隊時代の後輩は、人手不足で入った小さな会社でわりと稼いでいます。

その会社は海外に中古品を売っていて、スゲー需要があって儲かっているそうです。

けれど、業績は良くても業種としてやろうとする人が少ないから、給料を高くして人を集めているわけです。

個人的には、よく探し当てたなあと思います。

また、同じ警備業の仕事でも、六本木などのクラブセキュリティと道路工事などの交通誘導では、交通誘導の方が稼げます。

これ、なんでかというと…

クラブセキュリティは見栄えが良いからやりたがる人が多いんですよ。

大学生くらいの人が箔をつけるために応募したりします。

だから、ほぼ最低賃金で求人をしても人が集まる。

一方、交通誘導はやりたがる人が少ない。

しかし、会社としては儲かるから給料を高くして人を集めているわけです。

「稼げる事」は環境に合わせる事が重要になります。

例えば、友人の兄はインドで働いていますが、職場の人間はお世辞にも優秀とは言えない人達なんだそうです。

しかし、国として著しく成長しているから経済が好調で、高学歴で高収入の人ばかりなんだとか。

組織や社会が発展していれば能力が低くても待遇は良くなりますからね。

友人の兄は日本で家を買う事を諦めて、子供もインドの大学に通わせるそうです。

私もインドで用心棒やろうかな?笑

また、インドネシアにも日本企業があって、日本人を現地採用しています。

採用条件は語学力不問なところもあるので、コールセンターとかなら日本人というだけで働く事が出来る場所もあります。

まあそもそも、日本人からすればインドネシア語は覚えやすいですし、発展している国の言語なので覚える価値はありますね。

給料は日本にある会社よりやや低めですが、インドネシアは物価が低いんですよ。

インドネシアの若者の平均年収は50万円~100万円程度なので、バリ島みたいな高級リゾートで無ければ生活コストをかなり抑えられます。

良い暮らしがしたいと思ったらインドネシアに行くのも手ですね。

ちょっと話は変わりますが「戦闘力」は金になりにくいんですよ。

例えば、プロの格闘家は一部の人を除けば活動期間も短いし、収入もそんなに多くないです。

十分な収入を得ようと考えたら、トレーナーやジムの運営、イベントやYouTubeなど戦う以外での収入源が必要になります。

また、軍隊や喧嘩の技術は特殊な仕事でもない限り…あまり使う機会はありません。

身辺警護やバウンサー、他だと海外の傭兵やセキュリティ、民間軍事会社ぐらいでしょう。

それらの仕事は求められる能力と経験の水準が高く、それでいて需要が少ないから単発の報酬は高くても年間を通しての収入はそんなに良くはありません。

ただ、それらの技術は知りたがる人が多いので、タクティカルトレーニングなどの需要が一般にあります。

だから、「戦闘力」は他人に教える事の方が収入に繋げやすいです。

しかし、元々の技術は頑強な肉体があり、厳しい訓練を行う事が前提となっているので、本気で教えるほど利用者がいなくなります。

金払ってまでゲロ吐くほどの訓練をしたがる人は稀ですからね。

だから、ビジネスとして成り立たせるためには一般向けにダウングレードする必要がある。

本職として使えはしないものの、身を守る事に使えるぐらいに強度を落とすわけです。

ただ、強度を犠牲にして広く受け入れられるようにすると、その変わり本職からの需要が少なくなる。

どちらを取るか、あらゆる武術や戦技が抱える葛藤ですね。

私も一般向けに何かやってみたいけれど、ダウングレードが上手く出来ないので誰かと組まないと無理だなと思っています。

やるとしたら…モップや包丁などの身近な物から警棒やナイフを使った戦い方、素人向けの格闘や筋トレ、緊急事態のマインドセット、ちょっとした軍隊技術やサバイバル技術ですかね。

コンセプト的には暴漢や事故・災害などから家族や仲間を守るため、集団の前衛として先頭に立つ人のためのトレーニングです。

父性の維持は社会的に必要な事だから、ちょっとやりたいと思っています。

人生に何を求めるのか

別に綺麗事を言うつもりは無いですが、大金を稼ぐことが正しいわけではないと思っています。

大金を稼ぐためには色々なものを犠牲にする必要がありますし、そもそも一部の人しか辿り着けない。

それでも目指したい人が目指すものです。

取れる選択肢が増えるので私も可能なら大金を稼ぎたいと思いますが、それが人生の主目的にはならないです。

また、見栄えを求める事も正解とは限らない。

例えば、有名人になりたい人の多くは自分の社会的な価値に様々な不安を抱えています。

有名になって認められる事で自分の価値を実感し、不安を解消したいわけです。

しかし、その不安は有名人にならなくても解消されるんですよ。

仕事などで成果を出して認められたり、目標を達成して自分を認めたりすると、あまり名声に拘らなくなっていくものです。

また、見栄えの良い事や稼ぐ事以外にも、人生でやりたい事があるでしょう。

自分の理想を追い求めたり、目標となる事があればそれでもいい。

私は満足するまで自分の命を燃やし尽くしたいですし、僅かでも後世の為に何かを残したい。

私の友人は家庭を築いて、安定の中でしっかりとした教育を子供に与える事を選んだ。

人によって幸せは様々で、一般的に幸せとされている事が自分にとって幸せとは限らない。

自分が何を求めるかで取捨選択をしていく事が重要なんだと思います。

ただ、嫌な事をせずに好きな事だけやって上手くいくほど世の中は甘くない。

何の犠牲も払わず、何の苦労もせずに得られる物は誰でも簡単に手に入るから値がつかない。

ファッション感覚で行う物事では実力がつかず、誰かに認められるようにはならない。

人生に何かを求めた時、必ず困難と向き合って戦う事になります。

見映えの良い事、稼ぐ事、それ以外の道を探る事、そして平穏に生きる事、これら全ては自分の人生との戦いなんですよ。

「なんとなく欲しい」

なら、やめておいた方が良いです。

「これを達成したい」

という強い意志が必要だからです。

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